英語の添削はおもしろい
2020/10/5
英語の文法や単語がある程度身についている中3の生徒には
「長文読解」の練習をしてもらっています。
その際、ただ設問を解くだけではなく、
「全文和訳」をしてもらっています。
このような感じです。
全文和訳をさせてみると、
設問の解答はあっていても、
意外と本文の内容を正しく読み取れていない
ということに気づきます。
例えば、上の写真の生徒。
こちらの生徒は「不定詞」が入っている文の
理解が甘いです。
どれが「主語」「動詞」なのか、
という点の認識が甘く、
文の全体構造がつかめていない印象を受けます。
一方、下の写真の生徒。
こちらは「時制」の意識が弱く、
過去形で書かれているのに現在形のような
形で訳してしまうことが多いです。
また、全体的に
「from~to~」や「both~and~」といった
熟語表現をきちんとつかみきれていない
生徒が多い、という印象を受けます。
こうした表現は出てくる度に
「大事だから覚えておくように」
と言っていますが、なかなか自分で
見抜けるようになりません。
周りでどれだけ指摘しようが、
最終的には生徒自身で「意識する」しか
身につける方法はないな、ということを
再認識します。
添削するのは正直面倒ですが、
一方で生徒のつまづき具合がよくわかるので
おもしろいな、と思います。
文法や単語をいくら覚えても、
実際に読解する上で使うことができなければ
意味がありません。
なので、ある程度英語力がある生徒さんには
「全文和訳」はオススメです。