中1における、二学期の「壁」
2020/10/8
2学期中間テスト・第2回総合テストの結果が
返ってきています。
今のところ、全体的に前回よりも結果が良かった
生徒の方が多いかな、という印象です。
まだ平均点が出ていないので何とも言えませんが、
まずは一安心です。
一方で、中1の生徒は点数を下げている
生徒が多いです。
これはある程度予想できました。
原因はいくつかあります。
まず、2学期になると学習内容が難しくなります。
英語では疑問詞や三単現を使った表現
が出てきます。
数学では文字式や方程式の問題が中心となり、
抽象度の高い内容が増えてきます。
理科も化学分野に入ってくるので
計算問題が増えてきます。
次に、精神的な油断が挙げられます。
1学期のうちは内容が簡単なので、
あまり勉強しなくても、ある程度の点数が
取れてしまいます。
そこで、「あぁ、このくらいでいいんだ」
という勘違いが生じてしまい、
1学期と同じノリで2学期のテストに
臨んでしまいます。
2学期の内容は難しくなっているので、
当然1学期と同じ勉強量では太刀打ちできません。
結果、成績が下がります。
塾の生徒を見ていても、
「2学期は一気に難しくなるから、
1学期と同じ感覚でいたら下がるよ」
ということを繰り返し話してきました。
ただ、生徒の反応、取り組む姿勢を見ていると
そこまで危機感を持った生徒はほとんど
いませんでした。
「これは実際に経験しないと理解できないかな」
と思っていたので、
今回の結果はある程度「想定の範囲内」です。
1年生にとって大事なのは、ここからです。
「もっとやらないとダメだ」と思って
態度を改められるのか、
「まあこんなもんだろう」と思って
ズルズルと下がり続けるのか。
中学3年間の成績を決める分岐点に、
1年生は今、立っていると思います。