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深志に受かった子の話②

2020/10/19

前回の続きです。
中3になりました。
中3でも最初の方、1学期は好調でした。
2回目の復習テストでは久しぶりに450点を叩き出し、
学年順位も自己ベストを更新するなど、
とてもいい滑り出しでした。
なが模試も、
4月のなが模試は偏差値60前半と
あまり振るわないものでしたが、
7月のなが模試では偏差値65を超えてきました。
「順調に成長しているようだし、
この調子でいけば、大丈夫だろう」
そう思っていました。
また、夏休み前には部活も終了し、
受験勉強に集中できる環境が整いました。
「あとは夏期講習でみっちりと鍛えれば問題ない。
むしろ『学年トップ』を狙うくらいの勢いでいこう」
夏休み前の面談で、そのような話を
したように思います。
そして夏期講習。
うちの夏期講習は「朝から晩まで」みっちりやります。
9:10開始、終わるのは21:00までです。
普通の受験生だと1日3~4時間、
多い生徒だと6時間くらいですが、
この生徒は9時~21時まで、1日中いることも多かったです。
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こんな感じです。
ちょっと休んだり変更した部分もありますが、
数えてみたら、全部で167コマでした。
夏の1ヶ月間にこれだけ勉強をやりました。
「これだけやったんだから、もう大丈夫だ。
総合テストだって心配ない。
学年トップを取るつもりで、総合テスト受けてこい!!」
最終日、そう言って送り出したと記憶しています。
ですが、これが「大きな過ち」でした。
迎えて1回目の総合テスト。
「そろそろテスト結果が出たかな~」
と思っていると、1本の電話が。
彼からでした。
「どうだった?」と聞く前から、
明らかに声のテンションが低い。
「これはあまり結果がよくなかったな…」
ということは瞬時にわかりましたが、
「点数どうだった?」と聞くと
「ものすごく下がりました…」
との答え。
点数を聞くと、前回のテストから
「70点」下がっていました。
「まさか…。あれだけ勉強したのに…。
そんなに下がるのか…」
この時、安曇野市で塾を始めて2年目。
総合テストの「厳しさ」を痛感した出来事でした。
つづく
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