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深志に受かった子の話③

2020/10/20

1回目の総合テストでは、
大きく点数を下げる結果に終わりました。
その後、2回目の総合テスト、3回目の総合テストと
1回目の総合テストよりも点数は上がったものの、
400点に到達しないテストが続きました。
この頃の自分は、
「400点を超えていれば問題ないだろう」
という判断基準を設けていました。
3回目の総合テストが終わっても、
その基準を満たす結果が出ない。
また、なが模試の結果も伸び悩みました。
偏差値60~65の間をフラフラ。
「偏差値65以上」という基準を設けていたので、
こちらも超えてきませんでした。
思うような結果が出ないと、周りも揺らぎ始めます。
学校の先生や保護者の方は
「安全にいったほうがいいのでは…」
というアドバイスをしていた感じでした。
この時期のテスト結果を見ていれば、
むしろその判断の方が妥当なものでした。
彼自身、この時期は色々と揺れていたようでした。
「自分は深志に行きたい。でももしそれで落ちたら…」
「高校に入って授業についていけず、苦労するのであれば、
確実に入れる高校で、成績上位にいた方がいいのではないか」
そのような話をしていたように思います。
そうなると、私自身の心も揺れました。
表向きには「まだまだ、これから!!」という言葉を
かけ続けていました。
ただ心の中では、
「このまま『深志を目指せ!』というのは、
自分自身の『エゴ』なのではないか。」
「無理に上を目指させることで、生徒に
いらぬ負担を強いているのではないか」
そうした自問自答の日々が続きました。
そして、4回目の総合テストを前に、
1つの方針を立てました。
「もし、次の総合テストで400点を超えなかったら、
志望校を下げるように言おう。」
自分の感情を入れてしまうと判断を誤る。
すべては「数字」で判断しよう。
入試とはそういうものだ。
そのように決めました。
本人にこのことは言っていません。
「とにかく次のテストで志望校を決めることになるから
最善を尽くしなさい。」
そう言っていました。
そして、運命の第4回総合テスト。
結果は…
402点でした。
この結果を聞いた時、私は心の中で
「ああ、彼はどうしても深志に行きたいんだなぁ」
と思いました。
なぜそう思ったのかは今でもよくわかりませんが、
これ以降、私の気持ちが揺らぐことはなくなりました。
つづく
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