自らの「弱さ」と向き合う
2024/5/21
確認テスト
当塾では、テスト前になると「確認テスト」を実施します。
点数だけでなく、解いている様子もあわせて見れば、だいたいの「仕上がり具合」がわかります。
結果がよければ、今の調子で本番まで継続。結果が悪ければ、修正。
そのようにしています。
確認テストの結果がよければ、それはそれで自信を持ってくれればいいし、悪ければテスト本番までに修正してくれればいい。
そのくらいの感覚でやっています。
ただ、たまに結果が悪いと、あれこれと「言い訳」をしてくる生徒がいます。
そういう生徒は、格好の「餌食」です。
・間違えても本番までに修正すればいい
・本番で結果を出すのが目的
・言い訳をする生徒は伸びない
そうやって、懇々と説教をします。
とにかく「言い訳」をするな、と。
「できなかった自分と、正面から向き合え」と、この部分を特に強調します。
「分析」はいいが「言い訳」はダメ
間違えた部分を「分析」することが大事です。
・自分のどこがよくなかったのか
・どのようにすればよかったのか
・どういう点に気をつければいいか
自分の間違えを真摯に受け止め、きちんと「分析」できる生徒は伸びます。
逆に
・「計算ミス」をした
・問題を見間違えた
・ちょっと眠かった
などなど、「本来の」自分の実力が出せればもっとできた、というような「言い訳」ばかりする生徒は伸びません。
いかに「自分の弱さ」と向き合うことができるか。
この姿勢が重要だと思っています。
伸びる生徒は、「できない自分」と向き合うことができます。
自分の弱さを受け入れ、「どのようにしていけばいいか」を考え、地道に修正していく。
逆に伸びない生徒は、「できない自分」を受け入れられません。
「調子がよければ、できたはず」
という態度で、自分の弱さと向き合うことができません。
その結果、同じような間違えを繰り返し続けます。
「弱さ」を受け入れる
生きていく中で、
「何もかもがうまくできる」
などということは、まずありません。
むしろ、
「がんばってもうまくいかない」
ということの方が多いかもしれない。
その時に、「できない自分」と向き合い、
「どのようにしていけばいいか」
を謙虚に考えられる人と、
「できない自分」と向き合わず
「こんなことをやらせる周りが悪い」
と言って、周りの人のせいにする人。
どちらの人が成長するかは、自明の理だと思います。
生徒たちには、勉強を通じて
「自分の弱さと向き合う」
という経験をしていってほしいと思っています。
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