長野県の東大・京大・国公立大医学部医学科合格者数(2024年度)
2024/6/21
皆様、たいへんお待たせいたしました。
今年もこの季節がやってまいりました。
サンデー毎日の「大学入試全記録」。
我がブログの中でも、アクセス数が多い、人気テーマとなっております。
さて、今年はどのような結果となったでしょうか。
なお、以下の数値は「大学入試全記録」をまとめたものになります。
詳細な結果については、「大学入試全記録」をご購入いただくか、各高校のHPをご確認ください。
東大合格者数
長野県内の高校で、東大合格者が出たのは以下の高校です。
松本深志4(4)
長野2(2)
上田1
飯田1
伊那北1
屋代1
松本秀峰1
諏訪清陵1
※カッコ内は現役合格者数
昨年は「5校18名」でしたが、
今年は「8校12名」でした。
東大合格の高校は増えましたが、人数は2/3になってしまいました。
その原因は「長野高校」です。
昨年は「11名」合格していたのに、今年は「2名」。
ここ数年、10名前後の合格者を毎年のように出していただけに、今年の結果は衝撃でした。
その間隙をぬって、松本深志が15年ぶりの首位奪還!
「この世の春」は、来年も続くのか。
今から来年の結果が楽しみです。
京大合格者数
次に長野県内の高校で、京大合格者が出たのは以下の高校です。
長野3(3)
松本深志2(2)
伊那北2(2)
諏訪清陵2(1)
松本県ヶ丘2(0)
屋代2(1)
松本秀峰2(2)
佐久長聖1
上田1
飯田1
※カッコ内は現役合格者数
昨年は「8校17名」でしたが、
今年は「10校18名」でした。
ほぼ昨年と同じ結果と言っていいかな、と思います。
目立つのは「県ヶ丘」の2名。
いずれも浪人での合格とはいえ、合格者数では深志と肩を並べています。
その意味では、「松本秀峰」も2名で、こちらはいずれも現役。
昔であれば「深志一択」だったであろう中信地区の受験生の進路が、今は多様化しているような気がします。
国公立大医学部医学科の合格者数
長野県内の高校で、国公立大医学部医学科の合格者が出たのは、以下の高校です。
松本深志16(7)
長野12(10)
諏訪清陵8(4)
佐久長聖7(3)
松本秀峰6(4)
屋代5(5)
長野日大4
上田4
松本県ヶ丘2
長野吉田2
伊那北2
松本第一1
長野吉田1
※カッコ内は現役合格者数
昨年は「12校76名」でしたが、今年は「13校70名」でした。
高校数は増えましたが、合格者数は減りました。
2年前が83名だったので、じわじわ減っている印象です。
このあたりで踏ん張ってもらいたいところです。
まず目につくのが、「松本第一」。
中信地区の私立高校からのランクイン。
どのような生徒さんかはわかりませんが、もしこれが「公立高校不合格」だった生徒さんであれば、
「高校入試で失敗しても、進学した高校でがんばれば、医学部に合格できる」
という、勇気を与える結果になると思います。
あとは、「県ヶ丘」の合格者数2名。
こちらもいずれも浪人のようですが、着実に合格実績を、特に「理系」の合格者を増やしているような気がします。
「探究科の効果あり」といったところでしょうか。
ただ、県ヶ丘の合格者が「弘前大学」「宮崎大学」で、地元の信州大学ではないのが、ちょっと気になるところです。
せっかくの優秀な人材なので、地元に残ってほしかったな…、なんて思ったりもしました。
あと気になったのは「松本秀峰」でしょうか。
東大・京大に合格者を出し、医学部医学科にも6名合格。
正直、ここ数年の進学実績を見て、
「優秀な中学生を集めている割には、パッとしないな…」
と思っていたのですが、今年の結果は素晴らしいと思います。
風の噂で
「秀峰は、成績上位の生徒の育成に力を入れている」
という話を聞いたのですが、その成果が出ているのかな、という気がしました。
そうした学校側の姿勢には賛否両論あるかと思いますが、数字だけで見れば
「成果は出ている」
と言える気がします。
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