たとえ「５０点」だとしても
2024/9/19
高得点は嬉しいが
塾の立場からすれば、テストの点数が
「８０点」「９０点」
という結果が出れば、それは非常に嬉しいことです。
いい宣伝にもなります。
ですが、たとえ「５０点」だったとしても、その点数には、数字以上に価値のある場合もあります。
今回は、そんな生徒の話です。
努力の割に
この生徒は、「社会」を苦手としていました。
テストでは、毎回３０点もいかないような結果。
本人に「苦手」という意識があったので、あまり勉強も前向きにしていませんでした。
ですが、行きたい高校が出てきて、そうも言ってられない。
そこで、一念発起。
こちらが教えた通りに
「ワークを繰り返し解く」
ということを実行するようになりました。
前回のテスト前には、しっかりとした準備ができました。
「しっかり準備できたから、２，３０点ということはないだろう」
そう思って送り出したのですが、結果は２０点台…。
さすがに本人もこの結果にはショックだったようで、テストが返ってきたら泣いていたようです。
あきらめない
こちらのアドバイス通りに頑張って準備したのに、結果が出なかった。
「もうあきらめちゃうかな…」
と思って、今回のテスト前、生徒の勉強する様子を見ていました。
ですが、それでもこの生徒はあきらめませんでした。
そして、結果。
今回は５０点台でした。
地道な努力が実を結んだ瞬間でした。
自信につなげてほしい
同じ中学で、７０点や８０点を取っている生徒もいます。
数字だけ見れば、平凡な点数なのかもしれません。
ですが、
「あきらめずに頑張って結果を出した」
という、その過程が何よりも嬉しい。
そう思います。
まだまだ先は長いですし、次はどうなるかはわかりません。
もしかしたら、またもとの点数に戻ってしまうかもしれません。
ですが、今回の結果を自信につなげてほしい。
そして、
「頑張れば、いいことがある」
ということを、ちょっとでいいので感じてほしいな。
そう思っています。
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