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中信地区公立高校の倍率アップの方策を考える【前半】

2026/4/15

高まる私立人気

今年の中信地区の高校入試を見ていて、特に印象的だったのは、

「私立高校の人気の高さ」

です。

例えば松商。

今年の新入生は昨年と比べて約130名、3クラス増とのことでした。

他の私立高校の入学者数はわからないですが、おそらく増えた高校がほとんどではないかと思います。

一方、公立高校。

いわゆる「松本三校」と呼ばれる深志、県ヶ丘、蟻ヶ崎は定員を充足しましたが、それ以外の高校は全て定員割れ。

「私立無償化」の影響は、受験生の進路を決める上で、大きな影響を与えている。

それが実際に数字で表れた状況です。

この構図は今後もしばらく続くと感じています。

公立高校人気回復の「カギ」

では、公立高校の人気を回復させるためには、どこに焦点を当てるべきか。

私はカギとなるのは

「美須々」
「大町岳陽(学究科)」

の2校だと考えています。

理由はシンプルで、受験生のボリュームゾーンがこのあたりに集中しているからです。

蟻ヶ崎は毎年人気が高く、倍率も安定して高い水準を維持しています。

「平均点より上」の学力帯の生徒の、ファーストチョイスは「蟻ヶ崎」。

これが例年の受験生の流れです。

重要なのは、

「蟻ヶ崎に代わる選択肢」

をどう提示できるかです。

偏差値帯で見れば、

公立であれば、美須々か大町岳陽(学究科)。

私立であれば、松商、都市大塩尻、松本第一、松本国際。

しかし今年の動きを見ると、この選択の場面で多くの生徒が私立を選びました。

蟻ヶ崎の倍率が高いままで、美須々や大町岳陽への志願変更がほとんど起きなかったことが、その傾向をはっきり示しています。

多くの受験生の意思決定として、

「第一志望は蟻ヶ崎。厳しくても受験し、落ちたら私立の併願校へ」

という流れが主流だったと考えられます。

実際に私の塾の生徒を見ても、蟻ヶ崎を受験した全生徒がこのような選択をしていました。

つまり、公立間での「受け皿」が十分に機能していないということです。

だからこそ重要になるのは、この流れをどう変えるかです。

「蟻ヶ崎が難しい場合は私立」

ではなく、

「蟻ヶ崎が難しい場合は、美須々や大町岳陽(学究)」

という選択肢を、どれだけ現実的なものとして提示できるか。

この転換こそが、公立高校の倍率を回復させるための大きなポイントになると考えています。

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