平成30年長野県公立高校入試の感想(社会)
2018/3/22
今日は社会の感想です。
今年の社会は全体的に難しかった
印象を受けます。
生徒の点数も低めです。
なので、平均点は昨年よりも
下がるのではないか、と予想します。
難しいと思った理由としては、
①資料の読み取りが多く、
しかも計算ができないと正しい選択肢
にたどりつけない
②穴埋めの問題で
字数指定の「記述」が多いため、
知識+国語力が問われる
③最後の問4(社会総合)が、
資料を元にして
自分の考えを表現しなければならず、
解きづらい
といった点が挙げられます。
来年度に向けた対策としては、
①早めに基礎知識を覚える
②「資料の読み取り問題」の
練習を数多くこなす
③「なぜそのようになったのか」
という地理的、歴史的背景までを
しっかりと抑える(授業をしっかり聞く)
が挙げられます。
以前は、社会といえば
「暗記科目」と言われていました。
しかし、その考えが通用するのは
中2までです。
中3のテストでは、
「資料の読み取り」「記述穴埋め」等、
単純に覚えているだけでは
対応できないような出題が
バンバンされます。
社会はもはや
単純な「暗記科目」ではない、
という認識を持つことが大事です。
また、「資料の読み取り」が
地理、歴史、公民、総合問題で
頻繁に出題されています。
「資料から何が読み取れるのか?」
を正しく判断できるような
練習が今後必須となります。
過去問等を使って
数多くの資料問題に取り組んで
欲しいと思います。
ただ、だからといって
難しい問題ばかりを解いても
意味がありません。
逆説的になるかもしれませんが、
基本的な知識を、まずは「暗記」
する必要があります。
知識がなければ
自分の考えを表現できなければ、
資料を読み取ることもできません。
特に新3年生は今の時期から
夏休みまでの間に、
しっかりと基本的な知識を固めて
おいてほしいと思います。