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県ヶ丘の探究科の問題を解いてみた②

2019/2/18

昨日の続きです。
問題を解いて思ったのですが、
探究科の問題には、
「探究科には、このような生徒に来て欲しい」
というメッセージが込められて
いるのではないかと思います。
それは、
・自分の意見を述べることができる人
・自分の頭で考えることができる人
・過程、検証を繰り返し、結論を導くことができる人
・国際問題に興味がある人
・社会問題に興味がある人
ではないかと思います。
こうした面を踏まえた上で、
これから探究科を目指すお子様は
以下の点に気をつけて取り組んで
いただければと思います。
1.5教科(9教科)の力をつける
まずは中学で学ぶ内容がしっかりと
身についていなければ話になりません。
問題1の問1、問題2の問3のように
通常のテストでも見られるような問題が
出題されています。
少なくとも普通科と同レベルの
学力が要求されると思います。
探究科独自の勉強の前に、
まずはしっかりと日頃の教科学習に
力を入れることが大事だと思います。
また、今後は技能4科も絡めた
出題がされることも考えられるので、
どの教科も手を抜かずに取り組むことが
重要だと思います。
2.「作文力」を鍛える
問題の半分以上が、
「資料を元に、自分の意見を述べよ」
という出題です。
自分の考えをまとめて、表現できなければ
解答ができません。
一般的に探究科を目指す生徒は
「英語が得意」というイメージがありますが、
むしろ「国語力」を鍛えておく方が
重要ではないかと思います。
国語の作文問題、あるいは
社会の資料読み取り問題などで、
「与えられた条件を元に、自分の意見を述べる」
という練習をしておく必要があります。
3.「なぜ?」を意識する
数学や理科で、
ただ公式を覚えるだけの勉強をしていては
探究科の問題に太刀打ちできないと思います。
日頃の勉強から
「なぜ、そうなるのか?」
「どうすれば、そのことが言えるのか?」
という部分を意識して取り組むことが大事です。
最後に、個人的な推測ですが、
探究科での指導は
大学の「AO入試」を見据えて
なされているのではないか、と思いました。
今後は、AO入試での合格者枠が
増えていく傾向と言われています。
そうした傾向を踏まえて、
高校入試の段階から、
AO入試に適している人材を求めている
のではないかな、と思いました。
いずれにしても、大変興味深い問題でした。
いい勉強になると思ったので、
解けそうな問題を選んで
これから後期選抜を受ける生徒達にも
解いてもらいました。
みんな興味を持って解いていました。
来年の問題も楽しみです。

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