指導のあり方

最近読んだ本の中に、
元トヨタ社員「林南八」さんの
特集がありました。
その中で、
部下を育てることについての話があり、
「知識は一人が百人、千人に対して教育できる。
　でも、意識はマンツーマンで教えるしかない」
という言葉がありました。
最近生徒を見ていて、
「ただ『知識』を伝えるだけでは、
　生徒は伸びない。
　むしろ『意識』を高めること
　の方が大事なのではないか」
という思いがあったため、
この言葉は非常に印象に残りました。
続いて、
「一方で、上司の指導をどう受け止めるかという
　『部下の心構え』も重要だと思います。
　最終的に、自分の芽は自分で開かなきゃ
　いけない」
ともありました。
「教え方が変われば、生徒の成績が上がる」
という考え方があると思います。
ですが、同じ動画を見せ、同じ話をしているのに、
結果は全く変わってきます。
それは結局「受け手」である生徒の
「心の姿勢」の問題であり、
その姿勢をどのように高めていくのかが、
我々塾講師の仕事として問われている
のではないかと思います。
一人の人間の「意識」「行動」を
変えることは簡単なことではありません。
それは大人であっても子供であっても
同じことです。
結局、一人一人に対して
どれだけ目をかけるのか、
語りかけるのか、
という点が大事になってくると思います。
一人一人の「意識」「行動」を
高めるような指導を目指す。
そうすると、どうしても対応できる人数は
限られてきます。
なので、猿田塾は定員制にしています。