お問い合わせ

blog

読解力低下

2019/12/4

このようなニュースがありました。
PISA(国際学習到達度調査)の読解力の順位が
前回は8位だったのが、今回は15位と急落した、
とのことです。
全体的な順位が低下する一方で、
読書習慣のある生徒の方が平均点が高いようです。
小説などを月数回以上読む生徒の平均点が531点、
読まない生徒よりも+45点。
新聞を同頻度で読む生徒の平均点も+33点とのことです。
読解力があるから読書をする習慣が身につくのか、
読書をするから読解力が高くなるのか、
どちらが先なのかはよくわかりません。
ただ、国語の成績が安定している生徒は
だいたい読書をする習慣があるように思います。
そう考えると、読解力を身につけるには、
やはり「読書」が一番いいと思います。
ただ、なかなか本を読みたがる子は少ない、
というのが実情です。
面談をしていても、
「ゲームに夢中…」
「動画ばかり見ています…」
という話ばかり。
こうした子供たちに「読書をする」ように
言っても効果はないと思います。
では大人の我々にできることは何なのか。
それは「大人が読書をする」ということ
以外にないのではないでしょうか。
読書好きの親からは読書好きの子供が
育ちやすい、という話はよく聞きます。
新幹線で読書をしている子供がいて
感心して隣を見たら、親が読書をしていた、
という話を聞いたことがあります。
「今の子供たちは…」
と言いたくなりがちですが、
それで何かが変わるとは思いません。
ボクシング元世界チャンピオンの
輪島功一さんの言葉にこのような
ものがあります。
よく「近頃の若者はなってない」とか言うじゃない。
そういうことが本当にあるのなら、
それは若者じゃなくて若者を指導し
手本を見せるべき立場の上の世代が
なってなかったんだよ
子供たちの問題が取りざたされる時、
いつもこの言葉が頭をよぎります。
他人の行動を変えるのは大変です。
それは子供であっても同じです。
であれば、まずは自分自身の行動を変える。
その姿を見て、子供たちが
何かを感じてくれれば。
そう思います。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。