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野菜づくりは「土」づくり

2020/9/10

庭の片隅で野菜を育てています。
最近は朝晩がだいぶ涼しくなってきたので、
取れる量が減ってきました。
それでもちょこちょこと収穫できるので、
朝収穫するのが楽しみでもあります。
何の知識もなく、とりあえず
庭のスペースが空いていたので耕して、
きゅうり、トマト、ナスを植えてみました。
それなりに育って、それなりにおいしい
野菜となりましたが、実家の両親が育てている
野菜とは随分味が違うな、という感じがしました。
また、大きさもぜんぜん違う。
「なんでこんなに違うのかな?」
そう思い、実家に帰った時に、
実家のトマトやきゅうりをチェックしましたが、
そもそも茎の太さがぜんぜん違う。
うちのはヒョロヒョロ、実家のはどっしり。
「こりゃ、味が違うのも当然だ」
そう思いました。
同じような苗を植えたはずなのに、
なんでこんなに差がつくのかな、
と思って聞いたら一言。
「ちゃんと肥料をまいているから」。
野菜が育つ土壌。
実家の畑は肥料をまき、土を育てている。
一方自分は、ただ耕して苗を植えただけ。
最初のうちは同じような見た目をしていても、
時が経ち、野菜が成長していくに連れ、
その差は歴然となる。
野菜の茎や実といった、上辺のところに
注意がいっていましたが、
実は下で支える土が大事なんだなぁ、
ということを思いました。
土を育てるには、
野菜を実際に育てている時では遅いです。
畑を休ませている間に肥料をまく必要があります。
また、肥料をまけば、当然草が生えてきます。
それを抜いて畑を維持する必要もあります。
野菜を植える前の段階で、
いかにしっかりとした準備ができるか。
それによって野菜の味が決まる。
教育もまた同じ。
生徒に指導する前の段階の準備を
いかにしっかりとしたものにできるか。
それによって成長の度合いが大きく変わってくる。
朝、野菜を取りながら、
ぼんやりとそんなことを思いました。

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