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自主学習

「自主学習」でやるべきこと

2021/10/21

安曇野市内では、宿題を出さない小中学校が増えてきています。

その代わりに「自主学習ノート」の提出が求められています。自分で宿題内容を決めて取り組む。その内容を提出するノートのようです。

賛否は分かれると思いますが、学習指導要領で自主学習を促すようになっている以上、今後、宿題を課す小中学校は減っていくことと思います。

そこで重要なのはその「自主学習の中身」です。正しい方法でやらないと、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。

私が考える、「自主学習」として毎日取り組んでほしいものは、以下の3つです。

①英語
②数学
③漢字

この3つは「毎日の積み重ね」が物を言う教科です。これを自主学習として取り組むのが効率良い勉強法だと考えます。

①英語では「単語」「基本文(文法)」を覚えることに力を入れて下さい。「単語」「基本文」を覚えていかないと、先に進むに連れてドンドンと英語は苦しくなっていきます。

逆に言えば、「単語」「基本文」をしっかり覚えてさえ行けば、英語は安定して点数が取れるようになります。

学校の授業にあわせて、教科書で出てきた「単語」「基本文」を覚えていく。これが王道です。

余裕がある生徒であれば、今まで習った「単語」「基本文」も繰り返し練習しておくといいです。久しぶりにやってみると忘れてしまっていることが多いです。

「意外に忘れてしまうんだな」ということを、早い段階で気づいておくと、復習のやり方も工夫するようになります。

②数学では「計算練習」に力をいれてほしいです。生徒を指導していても、全体的に「計算力のなさ」が目立ちます。

「計算力」は数学のすべての土台となります。それを毎日の練習で築いていけると、後半の伸びにつながっていきます。

おすすめは「教科書の章末問題」です。教科書の問題はテストに出やすい問題が多いからです。

また、章末問題は「考えさせる問題」が多いです。なので、思考力を鍛えるのにいいです。

難点は「解説がない」点です。ですが、「教科書ガイド」を購入すれば解説が載っています。なので、教科書ガイドとあわせて解くようにするといいと思います。

③漢字は、国語に限らず、社会などの教科にも影響する内容です。これは地道にコツコツと覚えていくしかありません。

漢字は、ある程度覚えていくと、「知識の核」のようなものができてきます。そうすると、仮に知らない言葉が出てきたときも、その漢字の意味から、「ある程度の意味」を推測することができるようになります。

漢字が得意な生徒はそうやって、漢字練習をしながら、同時に語彙を芋づる式にドンドン増やしていくことができます。なので、漢字練習には力を入れてほしいです。

そして自主学習では、「復習中心」にやることをおすすめします。一度学校で習っていて、ある程度の内容はつかめています。なので、「力を入れるべきところ」が何となくわかっている状態で勉強することができます。

「予習中心」にしてしまうと、どこが重要ポイントなのかがつかめていません。なので、ムダが多くなってしまう可能性があります。

なので、「学校で習った単元を復習していく」というやり方がおすすめです。

「自主学習」という響きはいいですが、一歩間違えると、「放置プレイ」につながってしまいます。

せっかく毎日やる「自主学習」です。効果的な勉強をするようにしてほしいと思います。

☆YouTubeチャンネルもやっています
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ぜひご覧ください。

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