小6は英語の準備を!
2022/9/19
小学6年生は、小学校生活も残りわずかとなってきました。
あと半年ほどで中学に入学となります。
なので、そろそろ「英語」の準備を始めていく必要があります。
「中1ギャップ」はかなり大きい
新しい教科書になって、来年で3年目となりますが、以前と比べると、1年生が英語で苦戦することが多くなったと感じています。
また指導する側からしても「非常に教えにくい」と感じています。
その理由は「小学校の英語」と「中学の英語」がぜんぜん違うからです。
「小学校の英語」は、「英語に苦手意識を持たせない」という目的で行われている学校が多いです。
そのため「レクレーションの延長」のような内容であることが多いようです。
小5からテストが課されるようになっていますが、内容的にはかなり簡単です。
そのため、「小学校の英語」の授業を受けていても、英語の「真の実力」はつきません。
ただ、「中学校の英語」は、「小学校である程度英語を身につけている」ことが前提でカリキュラムが組まれています。
そのため、小学校でのんびりと英語の授業を受けていた生徒が、中学に入って早々、「相当量の負荷がかかる」ということが起こっています。
中学の教科書には「小学校の英語」ということで、たくさんの単語が掲載されています。
ですが、こうした単語をきちんと読めたり書けたりする生徒はほぼいません。
きちんと読めたり書けたりする生徒は、小学校のうちから「英語の塾」に通っている生徒がほとんどです。
「小学校の英語の授業」だけでそうした状態まで持っていくのは、かなり厳しいと思っています。
「英会話教室」に通っている生徒も要注意
また、「小学校から英語を習わせている」というご家庭でも、注意が必要です。
特に「英会話教室」に通っているお子さんは注意です。
確かに「英会話教室」に通っているお子さんは、そうでない子と比べると、最初のうちは英語の成績はいい場合が多いです。
ですが、時間が経つにつれて、段々と成績が下がっていく場合があります。
様々な理由がありますが、一番は「書く」練習をあまりしていない、という点が挙げられます。
「音」として単語を認識しているのですが、「書く」練習をしていないため、スペルがおかしい単語を書く生徒がいます。
中学のテストは「筆記」中心です。そのため、スペルが違っていたら正解になりません。
また、文法もしっかりと教わっていないケースが多いです。
「何となく知っている」程度なので、学年が上がるに連れて、ついていけなくなる、というケースがあります。
なので、「英会話教室」に通っているお子さんでも、ある程度「中学校」の学習内容については確認しておいた方がいいかな、と思います。
おすすめ教材
中学英語の勉強をするのに一番いい教材は「教科書ガイド」です。
教科書の内容に沿っているため、中学の授業を先取りすることができます。
こちらの「単語」「基本文」を今からコツコツ覚えていけば、中学の英語に十分についていけると思います。
文法でちょっとわからないところがあっても、「You Tube」などの無料動画で、いくつも解説動画があります。
そうしたものを使えば、十分に勉強できると思います。
もちろん「中1内容」なので、中学生になってからも使うことができます。
「教科書ガイド」は量が多いので、勉強が得意なお子さんか、ある程度英語の勉強しているお子さんにオススメです。
英語が苦手なお子さんには、こちらがいいかな、と思います。
学研の「小学生の英語ドリル」です。
中1の前半部分の文法に関しては、こちらをしっかり覚えておけば、十分に対応できると思います。
3種類ありますが「2英単語編」「3英文編」の2冊がおすすめです。
まずはこちらをやることで、英語の知識を身につけていくのがいいと思います。
早めの準備を!
繰り返しになりますが、とにかく小6のお子さんは、少しでも早く「英語の準備」をしておくことをおすすめします。
そうしないと、中1で覚える英語の量が相当なものになってしまいます。
中学に入って困らないようにするためにも、今から少しずつ準備を始めていっていただければ、と思います。
☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。