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「国語を上げたい」という割に

2023/1/20

「国語ができない」という中学生は多いです。

どちらかといえば、男子に多いです。

「できないので、なんとかしたい」

国語が苦手な生徒は言います。

ですが、このような生徒の言動を見ていると、

「国語ができなくて当然だよな…」

と感じてしまうことがあります。

言っていることが意味不明

そう感じるのは

「国語の勉強をしていないから」

という、勉強面での姿勢ではありません。

「日頃の生活の様子」

から、感じます。

例えば、生徒との会話。

生徒同士の会話を聞いているのですが、国語が苦手な生徒は、たまに

「何を言っているのか、よくわからない」

ことを話している時があります。

友達同士で話す分には通じるでしょう。

ですが、第三者に伝えようとした場合には、まったく通じない。

私と直接会話をしている時にも、このようなことが起こります。

そのような時には

「ごめん。ちょっと何言ってるかよくわからない。もう少し他の人が聞いてもわかるように説明してくれる?」

と、必ず説明させ直します。

普段の会話で「論理」というものを意識せずに、ただ「単語」を何となく並べている。

これでは、当然「論理力」がつくはずがありません。

書いている内容も「?」

「話し言葉」が支離滅裂ならば、「書き言葉」も意味不明なことがあります。

書いてある「単語」を拾ってみて、なんとなく

「きっと、こういうことが言いたいのかな」

と予想することはできます。

ですが、きちんと相手に伝わる文章ではありません。

また、実際に確認してみると、こちらの予想とはぜんぜん違う意図の内容であることもあります。

このような文章を書いていても、当然国語の力はつきません。

また、こうした文章を書く生徒は、だいたい「ひらがな」を多用しています。

これでは「漢字」も覚えられません。

「日頃から」意識する

「国語」は、5教科の中で、一番「日常生活」と密接にからんでいる、と言えます。

ですから、「日頃から」意識することで、国語の力は鍛えられます。

覚えた漢字や語彙を、次に自分が文章を書く時に、試しに使ってみる。

話をする時に、「今の話の流れで、相手にきちんと伝わったかな?」と振り返ってみる。

こうした、日頃の活動の中で意識していくことで、「国語」の力は伸びていきます。

私自身、日頃の「ちょっとした点」を意識することで、国語の力をつけていったように思います。

恥をさらす話になりますが、つい最近まで「完璧」という字を、完「壁」という風に覚えていました。

学生時代の間違った思い込みのまま、大人になっていました。

生徒を指導するようになり、生徒の書いた正しい字を見て、

「間違って覚えていた…」

と気づきました。

そこから、何かものを書く時には、意識的に「完璧」という言葉を使うようにしました。

それを繰り返していくことで、身につけていきました。

このように「日頃から使う」という意識を持てば、国語の力は着実についていくのだと思います。

あれこれと問題集を解くよりも、こうした地道な取り組みの方が、確実に力がつきます。

国語が苦手だという生徒は、日常の「会話」「作文」という機会を大事にして、国語の力を伸ばしてほしい。

そう思います。

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