お問い合わせ

blog

teach

勉強の「やり方」を伝えたい

2023/9/13

7割の児童・生徒が…

先日、とある塾向けの雑誌を読んでいたところ、このような統計結果が紹介されていました。

「全児童・生徒の7割近くが『勉強のしかたがわからない』という衝撃の事実」

アンケートを取ったところ、

「勉強のしかたがわからない」

と答えた小・中・高校生の児童・生徒が7割近く存在した、ということです。

この結果を見て、

「ちょっとこの数字は大げさだろう」

と思う反面、

「確かに、勉強のやり方を知らない子は、思った以上にいるな」

ということを思いました。

そのやり方では…

塾の仕事を始めて10年以上経ちますが、最初の頃は、

「こんな基本的な事も知らないんだ…」

と思ったことを思い出します。

自分の中では「当たり前」だと思っていた、「勉強のやり方」というものが、実は「当たり前」じゃないんだ。

そう思いました。

そして、今でもそう感じることがあります。

安曇野市の中学生は、今まさにテスト勉強のまっ最中です。

生徒のテスト勉強の様子を見ていると、

「そのやり方じゃ、ダメだよ…」

という生徒を毎年のように見かけます。

最初の頃はびっくりしていましたが、今ではもうすっかり慣れっこです。

なので、そうした生徒には、

「こういう風にテスト勉強をやった方がいいよ」

とアドバイスをしています。

我々大人が思っている以上に、実は子どもたちは

「勉強のしかたを知らない」

という現実があります。

「正しい努力」をする

振り返ってみれば、自分自身、最初は「きちんとしたテスト勉強のやり方」は知りませんでした。

中1最初の中間テストでは、「社会」のテスト勉強をどのように進めていいか分からず、

「とりあえず教科書覚えればいいだろう」

と、教科書の内容をそのままノートに「写経」し始めました。

その様子をたまたま見ていた兄が、

「お前な、そんなことやってたら、時間がいくらあっても足りないぞ」
「社会なんてな、テスト範囲の問題を、繰り返し解きゃいいんだよ」

そう言って、「これ解け」と言って、社会の地理の問題集を貸してくれました。

「まあ、そんなものなのかな」

そう思い、素直に兄の言う通りに、貸してもらった問題集の問題を繰り返し解いて、テストに臨みました。

テスト結果は94点でした。

「なるほど、こうやって繰り返し問題を解いて覚えていけばいいんだな」

この経験で、なんとなくテスト勉強の「コツ」をつかんだ気がします。

以降は、試行錯誤はしましたが、大まかには正しい方向で、テスト勉強を進められたと思っています。

その意味では兄に感謝しています。

「もしあのまま、社会の教科書を『写経』し続けていたら…」

そう思うと、ゾッとします。

真面目な子ほど

自分自身このような体験があったので、

「変な勉強のやり方で、成績が上がらない子の応援がしたいな」

という気持ちから、塾講師をやっている部分もあります。

特に「真面目な子」というのは、

「習ったこと、すべてを覚えなければならない」

という、ちょっとした強迫観念に囚われている部分があります。

自分自身がそのような傾向にあったので、その気持ちがよくわかります。

その結果、片っ端から全部覚えようとして、かなり効率の悪い勉強をしてしまっていることがあります。

「がんばっているのに、なかなか成績が上がらない」

そうした生徒を、一人でもなくしたい。

それが、私の塾運営の原動力の1つとなっています。

※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。