過去問の使い方
2024/1/22
過去問を使って勉強をしている受験生が増えてきました。
そこで、過去問を解く際に、心がけてほしい点を以下に挙げます。
時間を計る
まず意識してほしいのが「時間配分」です。
特に
「長野県の入試問題を、1教科通しで解く」
場合には、時間を計って解いてほしいと思います。
入試問題を、制限時間内に「全部」解くというのは、かなり難しいです。
特に「理科」「数学」の2教科については、おそらく全部解ける生徒は、ほとんどいないと思います。
また、「英語」「国語」「社会」の3教科についても、おそらく「制限時間ギリギリ」となる生徒がほとんどだと思います。
そうした
「限られた時間の中で、いかに効率よく解いていくか」
という点が、重要になってきます。
なので、通しで1教科を解く時には、必ず時間を計り、
「制限時間(50分)内に、自分はどれだけ進められることができるか」
という部分を、しっかりと確認するようにしてください。
「飛ばす」問題を見極める
次に「難しい問題」を見極めるようにしてください。
過去問練習をしている中で、
「この問題はちょっとわからないな…」
という問題があると思います。
「解説を読んで、すぐに理解できる」問題であれば、練習すれば解けるようになる可能性があります。
こうした問題は、ギリギリまで繰り返し練習しましょう。
逆に解説を読んでも、いまいちよくわからない。
こうした問題については、今から練習しても、本番では解けない可能性が高いです。
なので、こうした
「解説を読んでも、いまいちよくわからない」
問題については、思い切って飛ばす。
そのように心がけてください。
これからは
「解くべき問題」「飛ばす問題」
の見極めも重要になってきます。
なので、過去問を解きながら、
「これはちょっとわからないな…」
という問題については、飛ばしてみて、後で確認をする。
もしそれで解説を読んでも難しければ、飛ばした自分の判断は「OK」ということになります。
逆に解説を見たら、意外に簡単に解ける問題だった、ということであれば、「見る目を鍛えていく必要がある」ということです。
「本番は、時間が足りなくなる」
ということを想定して、過去問に向き合うようにしてください。
なお、自分で
「これは解くべきか」
「これは解かずに飛ばすべきか」
の判断に迷った時は、学校や塾の先生にアドバイスしてもらいましょう。
あまり繰り返さない
最後に、この時期になると
「長野県の入試問題のみ、何度も解く」
生徒が出てきます。
ですが、これはあまりおすすめしません。
特に真面目な生徒は、直近の入試問題を繰り返し解くことで、内容を「覚えて」しまうことがあります。
繰り返し解いているので、解くたびに結果もよくなります。
ですが、入試当日は「今まで見たことがない」ような問題に、直面することになります。
そうしたいわゆる「初見で解く」という状態でも力を発揮するようにするためには、「問題を覚えた状態」で挑むと、返ってひらめきを奪うような気がします。
また、「問題を覚えた状態で解く」ことに慣れてしまうと、本番で見たことがない問題が次から次に出てきたときに、慌てることにもなりかねません。
もっといえば、昨年出題された内容については、「今年も連続して出題される」ということは、ほとんどありません。
なので、
「直近3年分を2回」時間を計って解く。
これだけやれば十分です。
もし繰り返し解くのであれば、「他県の過去問」の基本問題を解くことをオススメします。
他県の入試問題の方が、今年の長野県の入試問題で、似たような問題が出る可能性があります。
なので、繰り返し解くのであれば、「他県の過去問」を解くようにしましょう。
※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから