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「伸びる子」の動き

2024/4/11

「伸びる子」の動き

生徒が問題を解いている様子を見ていると、

「この生徒は伸びそうだな」

と感じることがあります。

そういった生徒の特徴は

「解説をきちんと確認している」

ということです。

問題を解き、答え合わせをした後で、

「自分のどこが間違えていたのか」
「どのように解けばよかったのか」

をしっかり確認している生徒。

こうした生徒は、伸びます。

「伸びない子」の動き

一方

「この生徒はあまり伸びないかもな」

と感じる生徒は、その逆です。

問題を解くのは速い。

ただ、解説をしっかり確認していないため

「自分のどこが間違えていたのか」
「どのように解けばよかったのか」

の部分の分析が甘い。というよりもできていない。

そのため、

「以前間違えたところを、同じように間違え続ける」

といったことが起こりやすく、結果成長しません。

「分析」できるかどうか

伸びる子は「どのように解けばいいか」をきちんと分析しています。

問題を解く時も、ただ問題を解くのではなく、「問題の解き方」を確認することが主目的となっている。

一方、伸びない子は「問題を解く」こと自体が目的となっています。

そのため、「なぜそのように解くのか」という部分の分析ができません。

簡単な問題の場合は、差が出ません。

ですが、中3で出題されるような応用問題になると、差が出ます。

何も考えず「ただ解くだけ」でやっていた生徒は、中3になると伸びなくなります。

特に数学において、その傾向は顕著に表れます。

よく

「くもんだと応用力がつかない」

という言われ方をします。

確かにそのような面はありますが、その一方で、くもんでもきちんと実力を伸ばしている生徒もいます。

では、同じことをやっているのにどこで差がつくかと言えば

「なぜそのようになるのか?」

という部分をきちんと考えられているかどうか。

その部分で差がつくのだと思います。

くもんはカリキュラムがしっかりしているので「解ければ」ドンドンと先に進められます。

ただ、その際に「なぜそのような計算をするのか?」というところまできちんと踏み込んで考えられているか。

ここが出来ていない生徒が多く、ただドンドン先に進めてしまっている生徒が多いため、

「くもんでは応用力がつかない」

というレッテルを貼られてしまうのではないか。

そのように感じています。

自分の解答に「興味を持てる」か

きちんと解説を読める生徒は

「自分の出した解答に、興味を持っている」

のだと思います。

「なぜ自分が出した答えが間違っているのだろう」

「どのようにすればよかったのだろう」

自分の出した解答に興味を持っているので、きちんと分析している。

私自身はそういうタイプでしたので、しっかり分析する生徒の気持ちの方がよくわかります。

逆に、「問題を解いたら終わり」という生徒は、自分の出した解答にあまり興味がないのだろうな、という感じがします。

とりあえず「解く」という動作が大事。

解答があっているかどうかは風まかせ。

ちょっと極端ですが、そのような印象を受けます。

そして、そのような生徒の気持ちは、「あまりよくわからない」というのが正直なところです。

「なんで自分の出した答えに興味が持てないのだろう」
「きっと分析するのが面倒なんだろうな」

そう思っています。

いずれにしても

「いかに自分の出した解答に『興味を持つ』ことができるか」

この部分で、成長の度合いは大きく変わってくる。

そう思います。

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