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「合格後」まで考える

2024/4/17

早くも明暗分かれる

新年度が始まって、2週間。

高校でも、授業が本格的に始まっているようです。

卒業していった生徒数名の話を聞いたのですが、この時点で、早くも「差」が生まれていることを感じます。

そもそも、高校の授業進度がぜんぜん違う。

深志に進学した生徒の話を聞きましたが、その授業進度の速さに戸惑っているようでした。

あらかじめ

「授業がドンドン進むから、きちんと予習して授業に臨まないとキツイよ」

というアドバイスはしていました。

ですが、実際に授業が始まると、本人の予想以上に速かったのでしょう。

「この調子でやっていけるのかな…」

と不安に思ったようでした。

まずは授業進度についていくこと。

それができるだけでも、十分実力がつきます。

最初から大変だと思いますが、なんとか頑張ってほしいと思います。

県ヶ丘に進学した生徒の話も聞けましたが、こちらは思ったよりも緩やかなスタートでした。

ただ、これから先、スピードが上がると思うので、油断せずにきちんと準備を進めていくようにアドバイスしました。

がんばって高校の授業に食らいついている生徒もいれば、早くも「脱落気味」になっている生徒の話も聞きます。

予想はしていたことですが、

「人間、急には変わらない」

ということなのだと思います。

「合格」したその瞬間は

「新しい環境では、がんばるぞ!」

と思っていても、実際に始まると

「めんどくさい」
「思っていたのと違う」

と、不平不満を言い出し、中学時代のダラダラとした状態へと逆戻り。

今後、よほど刺激的な体験をしない限り、おそらく高校でもダラダラとした生活を過ごし続けるのだと思います。

「先」を見据えさせる

高校入試の結果を見ていると、上位校であっても「入りやすく」なっている、という印象を受けます。

「その実力で合格できたの?」

という子もいて、合格した瞬間はいいかもしれませんが、進学したその先で苦労するのが目に浮かびます。

こうした状況を見ていると、ただ

「〇〇高校合格!」

という実績だけを誇っているだけでは、時代に取り残されてしまう。

そういった危機感を持っています。

合格した、その先。

「合格した高校で、何をすべきか。どこを目指すべきか」

そこまでの「未来図」をきちんと提示し、高校に進学した後も、努力を継続できる。

そうした人材を育てていかないと、この先キツくなる。

そう感じています。

なかなか難しいことではありますが、「合格後の、その先」まで意識できるような生徒を育てていこうと思います。

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