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「当たり前」のレベルを上げていく

2024/4/18

「成長した」とは?

生徒を指導していて、成果が上がる場合は、「気づいたら上がっていた」ということが多いです。

「最近気づいたけど、この子の成績、上がってないか?」

そういうことが多い気がします。

逆に「これをやったから、結果が出た」というのは、短期的にはあります。

ですが、長い目で見たら、その成績が持続できていないことが多いです。

「環境」を整える

実力を高めるのに大事なことは「続ける」ということだと思っています。

単語を覚える。

計算練習を繰り返す。

漢字を覚える。

問題を解いて、間違えたところを直す。

こうした一つ一つの勉強の積み重ねが、後になって結果として表れてくる。

そう考えています。

そうした努力を続けるために、「環境」というものが大切だと思っています。

意識してはいないのだけれども、「普通に」勉強していたら、自然と自分のレベルが上がっていた。

それが理想的な「環境」だと思っています。

そして、そのような「環境」を作るには、「当たり前のレベルを上げていく」ということが重要です。

「周りの子がこのくらいできているから、自分もできるようにならないとまずい」

そうしたちょっとした「危機感」のようなものを感じさせる「環境」。

そうした環境が整えば、生徒たちは自然と実力を伸ばしていってくれるのではないか。

そう思っています。

まだまだ未熟

新年度になり、4月は「中学3年生」を比べてしまう時期でもあります。

つい先日まで受験生だった「中学3年生」と、まだ一年近く時間がある「新中学3年生」。

同じ「中学3年生」でも、勉強に対する取り組み方が全然違います。

それは1年かけて真摯に勉強に取り組んできた中で、自然と培われてきた「意識の差」なのだと思います。

中学1年生を指導していても、まだまだ未熟さを感じます。

「このくらいのことはできるかな」と思っていることが、まだできない。

ただ、それが1年経つと、自然とこちらの要望するレベルに達する生徒が増えてくる。

いかに「日々の勉強の強度」を高めていくことができるか。

「当たり前」のレベルを上げていくことができるか。

ここが、生徒が成長するかどうかの重要な分かれ道になるような気がしています。

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