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秋田県の学力はなぜ高いのか?

2024/4/19

学力テスト上位県

全国学力テストで、毎回のように上位に入る「秋田県」。

秋田県では、どのような教育が行われているのか。

ちょっと調べてみたくなり、本を読んでみました。

「小学生の学力を上げる 秋田県式”勉強のルール” 」

「「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法 」

2冊読んでみて、秋田県の「強さ」が見えてきました。

極めて「オーソドックス」

こちら2冊を読む前の私の予想は

「秋田県では、何か特別なことをしているのではないか」

というものでした。

ですが、実際に本を読んでみて感じたのは

「極めてオーソドックス」

なことしかやっていない、という感じでした。

「当たり前」のことしか書かれていない。

なので、ちょっと拍子抜けでした。

「そんなこと、知っているよ」

それが正直な感想でした。

ただ、冷静になって、よくよく考えてみると

「まあそうだよな」

とも思いました。

「当たり前」がどれだけできているか

秋田県での取り組みとして書かれていた内容は、本当に基本的な内容ばかりでした。

「ノートは丁寧に書く」

「勉強は毎日継続する」

「規則正しい生活をおくる」

などなど。

おそらく、全国どこの学校でも、同じような指導が行われていると思います。

では、同じような指導をしている中、秋田県がなぜ成果をあげているのか。

それは

当たり前のことを「徹底して実践できている」からなのだと思います。

例えば「規則正しい生活を」と、口では指導しているところは多い。

ただ、それがうまく実行されていない時、どのように対応しているのか。

ただ「口で言う」だけで、終わってしまっているところがほとんどではないでしょうか。

その点、秋田県では、本当に子供たちの「態度変容」が起こるまで、徹底して継続指導している。

この「徹底してやり切る」ところに、秋田県の強さが隠されているのではないか。

そう思いました。

地域一帯となって子供を見守る

また、秋田県東成瀬村の取り組みの中で一番印象的だったのが、

「学校だけでなく、家庭、地域が一丸となって、子供たちを見守る」

という体制が取れているという点です。

ともすれば

「学校に丸投げ」

「家庭に丸投げ」

となり、子供たちへの指導はお互いにバラバラになりがちです。

が、東成瀬村では、お互いに連携を取りながら地域も巻き込んで、子供たちへの指導が行われている。

その点が、子供たちの学力を向上させているように感じました。

「当たり前の徹底」
「地域間の連携」

これが秋田県の強さなのだと思います。

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