「効率」を意識する
2024/5/22
がんばっているのに…
がんばっているのに、なかなか成績が上がらない生徒がいます。
学校の授業は真面目に聞いて、先生のアドバイスもしっかり聞いて、誰よりもたくさん勉強している。
その割には思うような結果が出ない。
そういう子に感じられるのが、
「何も考えていない」
ということです。
言われた通りにやるが
こうした生徒は、素直に言われたことを実行しています。
ですが、その素直さゆえに
「言われたことだけを、何も考えずにただやっている」
という感じがします。
例えば、塾では「ワークを3回繰り返す」ように指導しています。
「繰り返し問題を解くことで、記憶の定着を図る」
ことが主な目的です。
「何も考えずにやる」生徒の場合は、ただ「3回繰り返す」ということだけをやっている、という感じがします。
繰り返し同じ問題を解く中で、
「もっと効率よくできないか」
「より速く正確にできる方法はないか」
「最初は気づかなかったけれど、こうした解き方もあるんだな」
ということを考えながらやってほしいと思っているのですが、そうした部分には頭を使っていない気がします。
一方、結果を残している生徒は「自分なりに工夫して」問題を解いていることがうかがえます。
「効率」を意識する
私自身が、学生時代「何も考えずにやる」タイプだったので、そうした生徒は特に目に付くのかもしれません。
ただ、私の場合は兄がいて、散々
「もっと『効率』を考えろ」
というようなことを言われ続けました。
また、兄の勉強スタイルと自分とを比較して
「自分のやり方には、どこに無駄があるのか」
ということを考えながら勉強していたように思います。
そういった中で、自然と自分なりに工夫して勉強していたように思います。
ただ闇雲に問題を解くのではなく、
「効率を意識する」。
勉強量は多いけれども伸び悩んでいる子は、この点を意識してみてほしいと思います。
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