大学合格実績検証② 松本県ヶ丘(2024)
2024/6/25
「いい高校かどうか」の指標の一つとして、「大学合格実績」というのは、間違いなく評価ポイントの上位に来ると思います。
そこで、気になる高校の「大学合格実績」をまとめてみようと思います。
※前回の記事
→「大学合格実績検証① 長野VS松本深志(2024)」
今日は中信地区の人気校、「松本県ヶ丘」です。
なお、これから挙げる数字はすべて、
の数字となります。
東大・京大・国公立大医学部医学科
まずは「最難関」と言われる
「東大・京大・国公立大医学部医学科」
の合格者数です。
東大:0名(4)
京大:2名(2)
医学部医学科:2名(16)
※カッコ内は松本深志の合格者数
今年は京都大学に2名、医学部医学科に2名の合格者が出ました。
いずれも浪人での合格のようですが、それでもこの結果は素晴らしいです。
特に医学部医学科への合格は、2021年以来3年ぶりです。
「探究科」の創設によって、従来であれば深志に進学していたであろう生徒(特に理系)を獲得し、しっかりと進学実績を上げる。
県ヶ丘の進路指導には、「入口から出口まで」一貫した戦略が見られます。
もはや県ヶ丘から「東大・京大・医学部医学科」に合格者がいても「普通」になってきました。
今後は
「現役」での合格者を増やすこと
を目指していただきたいと思います。
旧帝大+一橋大・東工大・神戸大
次は東大・京大を除く旧帝大と、一橋大、東工大、神戸大の合格者数です。
北海道大:1名(6)
東北大:3名(12)
名古屋大:2名(8)
大阪大:0名(3)
九州大:0名(3)
東京工業大:1名(1)
一橋大:0名(1)
神戸大:0名(2)
※カッコ内は松本深志の合格者数
主な国公立大
次に、主な国公立大です。
信州大:43名(43)
筑波大:2名(9)
千葉大:2名(9)
東京学芸大:2名(3)
横浜国立大:5名(4)
新潟大:2名(6)
富山大:7名(7)
金沢大:9名(5)
※カッコ内は松本深志の合格者数
早慶上理
次に、「最難関私立」と言われている「早稲田」「慶應」「上智」「東京理科」の合格者数です。
早稲田:3名(10)
慶應:1名(6)
上智:0名(3)
東京理科:5名(25)
※カッコ内は松本深志の合格者数
GMARCH
次に、「関東の難関私立」と言われる「学習院」「明治」「青山学院」「立教」「中央」「法政」の合格者数です。
学習院:2名(11)
明治:1名(26)
青山学院:5名(12)
立教:6名(22)
中央:9名(23)
法政:27名(39)
※カッコ内は松本深志の合格者数
関関同立
次に、「関西の難関私立」と言われる「関西学院」「関西」「同志社」「立命館」の合格者数です。
関西学院:14名(12)
関西大:2名(8)
同志社:8名(10)
立命館:26名(54)
※カッコ内は松本深志の合格者数
合格者数TOP3
最後に、県ヶ丘高校の合格者数が多かった大学3校を挙げます。
1位:千葉工業大 81名
2位:近畿大 51名
3位:信州大 43名
昨年は立命館大学が3位ですが、今年は代わって近畿大が2位にランクイン。
昨年と比べると、関西地方の私立大の合格者数が多い印象です。
昨年と比べてみると、
最難関の「東大・京大、医学部医学科」の合格実績はよかったものの、それ以外のゾーンの数字は、
「ちょっと物足りないかな」
というのが正直な印象です。
・最難関大学に現役で合格させる
・全体的な底上げを図る
というのが、今後の県ヶ丘の課題と言えそうです。
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