なが模試感想~2024年第6回数学~
2024/12/3
なが模試解いてみた
12/1に行われた「第6回なが模試」の「数学」の問題を解いてみました。
その感想を述べようと思います。
まず、一言で言えば
「中点連結定理」
ということです。
色々なところに「中点連結定理」が出てきています。
なので、「中点連結定理」の復習としては、非常にいい問題だと思います。
ただ、入試本番にそこまで「中点連結定理」が出るかといえば、少々疑問はありますが…。
難易度ですが、
「入試よりは解きやすい」
という印象です。
入試は「もう少し難しいかな」と思うので、受験生が今の段階でやるには、ちょうどいい難易度だと思います。
以下、大問ごとに感想です。
問一は(8)(9)(11)
問一は基本的な内容なので、特に「蟻ヶ崎以上」を目指す人は全問正解したい内容でした。
その中でも(1)~(7)と(10)は簡単です。
ここで間違えている人は、基本が出来ていないと言えるので、要復習です。
(8)(9)(11)は間違える生徒が多いかな、という気がしました。
(8)は、「平行」の意味と、「2x+3y=6」の式を正しく変形できたかがポイントです。
(9)は確率の問題でしたが、問一の中では一番難しいかな、と思います。
「一の位の数が6になる数」
という点に気づけたかどうか、です。
(11)は、あまりやったことのない問題だと思います。
その意味で面食らった人がいるかもしれません。
ただ、内容的には基本的な内容なので、正解にたどり着きたいところです。
また、中点連結定理が入試で聞かれるとしたら、こうした形も予想されるので、復習しておきたい問題だと思います。
問2は「箱ひげ図」「規則性」「空間図形」
問2は
(1)箱ひげ図
(2)規則性
(3)空間図形
という問題構成でした。
その中でも「(3)空間図形」はちょっと難しかったと思います。
ここはあまり時間をかけずに、
「わからなければまず飛ばす」
という判断ができたかどうか。
確認しておいてほしいです。
「(1)箱ひげ図」については、「四分位数の意味」がきちんと理解できているかどうか、でした。
こうした観点からの出題は十分予想できるので、復習しておいてください。
「(2)規則性」の問題ですが、こちらもハマると時間がかかる問題なので、
「いかに解ける問題だけ解くか」
という点が重要です。
①は数えれば解けるので、まずはそこをきちんと取る。
③に関しては「各行の数字を『n』を使って表すことができる」という点に気づけるかどうか、だと思います。
「(3)空間図形」は、ちょっと難しいので、苦手な生徒であれば全部解けなかったとしても仕方ないかな、と思います。
なお、空間図形を考える時には
「平面図に置き換えて考える」
ことができるかどうかが大事です。
ここができたかどうか、確認しておいてほしいです。
問3は関数
問3は
Ⅰが二次関数と一次関数の複合問題
Ⅱが動点
の問題でした。
Ⅰは簡単です。こうした問題については
「わかる座標をきちんと書く」
ことが大事なので、意識してほしいです。
Ⅱ動点の問題はちょっと解きにくいです。
問題で与えられた「S=4t」の意味をきちんと理解できたかどうか、で決まるかな、と思います。
ただ、その点がきちんと理解できれば、動点の問題としてはそれほど難しくないかな、という印象です。
問4は図形
問4は図形でした。
(1)は相似の証明ですが、これは簡単です。基本的な証明になるので、間違えた人は要復習です。
(2)からはちょっと難しくなります。
ここでは、「相似の三角形」をどれだけ見つけることができたか、が大事になります。
「相似の三角形」がたくさん出てきてしまうので混乱するところですが、うまく整理して答えを出したいところです。
(3)は、①はそれほど難しくないですが、②は難しいです。
ここでも「中点連結定理」の考え方が出てきますが、それ以外にも、「合同」「相似」の考え方が出てくるので、かなり複雑です。
ここは解けなくてもいいかな、という気がします。
まとめ
以上、感想を述べてきましたが、全体的にいい問題が多いので、しっかりと復習しておくことを勧めます。
本番の入試問題は「もう少し文字量が多めかな」と思います。
なので、
「問題文をしっかりと読む」
ということを意識して、練習するようにしてください。
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