英語は「熟語」を覚える
2024/12/4
「熟語の暗記」が足りない
中3受験生には
「英語の長文の全文和訳」
をやってもらっています。
全文和訳をすることで、意味があやふやな部分が浮き彫りになります。
生徒の和訳をチェックしていると
「熟語がきちんと覚えられていない」
ということが気になります。
熟語が使われている部分の訳が不正確。
これだと、なかなか英語は伸びません。
「熟語」を覚えるメリット
生徒には口を酸っぱくして「熟語を覚えろ」と言っています。
ですが、「英語ができない」と言っている生徒ほど、覚えません。
非常にもったいないな、と思います。
熟語を覚えるメリットとしては、
・テストに出るから
・長文が理解しやすくなるから
・英作文が書きやすくなるから
という点が挙げられます。
まず「テストに出るから」というのは、そのままの意味です。
先日行われたなが模試でも
「look for」
という熟語を使って答えさせる問題が出ていました。
その他にも
「between A and B」
「both A and B」
「be good at」
などはよく出てくる割に、正確に覚えている生徒が少ないと感じられる熟語です。
「長文が理解しやすくなるから」というのは、長文の中では、熟語がたくさん使われているからです。
熟語を知らない生徒は、単語を拾ってなんとなく訳している感じです。
一方、熟語を知っている生徒であれば正確に訳せますし、慣れてくると、「文の先が予想できる」ようになります。
例えば、先程例に挙げた「between A and B」という表現が出てきた場合、「between」という単語が出てきた段階で、次にあるであろう「and」を探しながら、意味を考える、ということができるようになります。
先を予測しながら読めるので、長文の読解スピードが上がります。
「英作文が書きやすくなる」というのも、色々な熟語表現を知っていれば、それだけ英語表現の幅が広がります。
また、問題によっては
「この熟語表現を使わせたいのだろうな」
と予想できるものもあるので、熟語を覚えておけば、サッと書けます。
地道に覚える
中学で要求される熟語表現は100個程度です。
このくらいの数であれば、今からでも本気になれば覚えられます。
一方、覚えるべき英単語は「1800語」くらいあります。
これだと、今からだとちょっと時間的に大変だな…、と思います。
何度も言っていますが、英語は最終的には
「どれだけ覚えているか」
で勝負が決まる科目です。
中途半端な「長文読解」などでお茶を濁さず、地道に暗記練習をしてほしいと思います。
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