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猿田塾

「考える力が大事」と言うが

2025/6/11

「自分の考えを述べる」

今の学習指導要領では

「自らの頭で考え、それを表現する」

力の育成が求められています。

「思考力、表現力の重視」

とも言い換えられるでしょう。

そのため、テストでは「資料」「記述」の問題が増え、

生徒自身が「考える」「表現する」

力を養おうとしています。

そのこと自体は悪くはないと思うのですが、その一方で

「単に覚えることは、よくないことだ」

という、いわゆる

「詰め込み教育の否定」

といった傾向が強いように思います。

ただ、日頃小中学生と接していると

「知識もなく、『思考力が育つ』なんてことがあるのかな」

と思ってしまいます。

饒舌に話す生徒

生徒と話していると、

「自分の興味のある」

ことについては、やたら饒舌です。

F1やら農業やらスポーツやら歴史やらアイドルやらイケメンやらドラマやら…。

こちらは何を言っているのかわからず「?」の状態であっても、お構いなしに話してきます。

この状態は「表現力がある」と言ってもいいように思います。

その一方で、

「英語の文法」「数学の公式」

といったものについて、こちらから聞いてみると、途端に口を閉ざします。

「さっきまでの饒舌ぶりはなんだったんだ…」

そう思います。

「知っている」かどうか

趣味の面ではあれだけ饒舌になる生徒が、勉強の話になると、途端に口をつぐんでしまう。

1つには「興味がない」というのが理由だと思います。

ただ、それ以上に

「知らない」「わからない」

から答えられない。

その方が、理由としては強いように感じます。

「自分が知らないことについては、どのように表現すればいいかわからない」

こうした状態のように思います。

なので、

「思考力」というものが、単体で育成されることはなく、

「言葉、言語」

というものと強い関連性がある。

そのように感じます。

「思考力」を伸ばすには、「言葉」を知る、覚えなければならない。

生徒たちと接していると、それを強く感じます。

学ぶ「時期」を逃していないか

そう考えると、今の学習指導要領における指導方針は、かなり危ういものだと感じています。

「知識・言葉」を知らない子供たちの「自主性」に任せる。

「知識・言葉」を習得するのは、確かに大人でもできますが、子供の頃の吸収力とは桁違いです。

子供の時期にはまず「知識・言葉」を覚えさせる。

そうした「土台」があってこその「思考力」なのではないか。

こうした「土台作り」の時期を、今の学習指導要領では放棄してしまっている。

そのように感じています。

小中学生の時期というのは、ある程度の「知識の詰め込み」というものが重要である。

ここでどれだけの知識を習得することができるかで、高校以降の成長の度合いが変わってくる。

私自身はそう感じているので、生徒たちにはできるだけ「覚える」ことを奨励しています。

「読み、書き、そろばん」というと古臭いと思われるかもしれません。

ですが、令和の時代においても、学問の基礎となる、重要な視点であると個人的には思っています。

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