日々の「ちょっと」の積み重ね
2025/11/26
大目玉
ある生徒の、英語の授業の話。
生徒が問題を解いたノートを見ていた所、中途半端なところで「…」と書いているところがありました。
「あれ、最後まできちんと書いていない」
こういう部分で手を抜く生徒に対しては、キッチリと詰めます。
私「なんでここ『…』になっているの?」
生徒「いや、別に最後まで書かなくていいかな、と思ったから…」
私「英語の問題を解く時には、どのようにやるように言ってる?」
生徒「最後まで、文を書くように言われています」
私「そうでしょ?」
このような感じです。
それでも、あーだこーだ言おうとしていたので、私の好きなエピソードを話しました。
「世界」を知る男の言葉
それは、「輪島功一」さんの話です。
今の生徒は知らなかったですが、ボクシングの元世界チャンピオンです。
私が若い頃、苦しい時期を過ごしていた時、輪島功一さんの言葉に何度も奮い立たせてもらいました。
その中のエピソードの1つです。
例えばダッシュをする時、他の選手はゴール手前で力を抜く。でも俺は、ゴールまで全力で走り抜けた。
歩数にして2,3歩。ほんの「ちょっとの差」だ。だけど、この「ちょっとの差」が、後になって生きてくるんだ。
人間の「成長の差」というのは、どこで出てくるのか。
多くの人は、
「何か特別なこと」
をすることによって、差がつくように考えている気がします。
ですが、実際のところは、
「日々の練習の中での、ほんの『ちょっとした差』の積み重ね」
によって、「成長の差」というものは生じるのではないか。
生徒たちを指導していると、そのようなことを感じます。
このような「小言」を聞かされたので、生徒は渋々「わかりました」と言っていました。
果たして本当に響いたのかどうか…。
神は細部に宿る
元サッカー日本代表監督、現在はFC今治の経営をされている岡田監督もおっしゃっています。
コーンの四隅を走るような練習をする時に、「コーンの内側」を走るのか、「コーンの外側」を走るのか。
そうした日々の練習の、ちょっとしたところが本番で出る。
そうして「神は細部に宿る」ということを選手たちに伝えているそうです。
これから受験生は、入試本番まで、段々と時間がなくなっていきます。
そうなると、どうしても「一発逆転」を狙うような勉強をする人が増えていきます。
ですが、それでは成長は望めません。
時間がない中であっても、日々の地道な勉強を、手を抜かず積み重ねていく。
そうした努力を最後まで続けられた人が、土壇場で力を発揮する。
それが「入試」というものだと、私は確信しています。
受験生の皆さんには、ブレずに、日々の勉強を継続してほしいと思います。
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