お問い合わせ

blog

motivation

教育とは「生徒の心に火をつける」こと

2026/9/8

生徒の心に火をつける

定期購読している雑誌の中に、印象に残る言葉がありました。

「教育とは、生徒の心に火をつけること」

そして、その後には、

「そのためには、自分自身が燃えていなければならない」

という言葉が続いていました。

生徒を指導していて、一番重要であり、かつ同時に、一番難しいのが、

「本人のやる気を、いかに引き出すか」

ということだと思います。

どれだけ周りが熱心になっても、当の本人にやる気がなければ、なかなか成長にはつながりません。

むしろ、親や先生が熱心になればなるほど、本人の気持ちが冷めてしまうことすらあります。

水辺までは連れていける

イギリスには、

「馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」

ということわざがあるそうです。

教育の場面は、まさにことわざそのものだと思います。

大人が勉強の環境を整えることはできる。

しかし、最後に勉強するのは生徒自身です。

本人が、

「できるようになりたい」
「もっと頑張りたい」

と思わなければ、どれだけ周囲が環境を整えても成長は見込めません。

だからこそ、多くの指導者が、

「どうすれば子どものやる気に火をつけられるのか…」

ということに、頭を悩ませているのだと思います。

昔は「スパルタ」が一つの方法だった

昔であれば、「スパルタ」と呼ばれる指導が、一つの答えだったのかもしれません。

強制力を働かせ、

「とにかくやれ」

と子どもを一定の方向へ動かす。

本人が渋々であっても、ある程度の勉強量を確保させることはできます。

そして、その結果として成績が上がれば、大人になって振り返ったときに、

「当時は嫌だったけれど、あれはあれで意味があった」

と思う人もいるでしょう。

そうした経験をした人が指導者になると、

「自分も厳しく育てられたのだから」

と、同じような厳しさを子どもに求めるのかもしれません。

確かに、成長するために「厳しさ」は必要です。

しかし、それは単純な昭和型のスパルタとは、少し違うのではないか、とも感じています。

「ジムのインストラクター」を見れば分かる

指導者のあり方について、考えさせられた話があります。

以前、筋トレ系のYouTubeを見ていたとき、

「ジムを選ぶときには、インストラクターの体型を見るとよい」

という話がありました。

「自分がなりたい」と思う体型をしているインストラクターのジムを選ぶとよい。

そのインストラクターであれば、その人は少なくとも、自分自身の体をつくる方法を知っている。

だから、正しい指導を受けられる可能性も高い。

「なるほど」と思いました。

言い換えれば、

「自分の体の管理ができない人が、他人の体の管理をするのは難しい」

ということなのでしょう。

これは、教育にもそのまま当てはまるように思いました。

生徒を燃やしたければ、自分が燃える

生徒に、

「もっと勉強しなさい」

と言うのであれば、まず指導者自身が、それを実践していなければならない。

自分は何も学んでいない。
新しいことにも挑戦しない。
努力もしていない。

それなのに、生徒にだけ努力を求める。

それでは、言葉に説得力は生まれないと思います。

生徒の心に火をつけたいのであれば、まず自分自身が燃えている必要があります。

生徒に勉強を求めるのであれば、自分も勉強する。
生徒に成長を求めるのであれば、自分も成長し続ける。
生徒に挑戦を求めるのであれば、自分も挑戦する。

そうした姿を見せ続けることで、初めて言葉に説得力が出て、生徒の心に言葉が届くのではないか。

「厳しさ」は、子どもたちよりも、まず指導者である「自分自身」に向けなければならない。

これが、令和の時代の指導者に求められる「厳しさ」なのではないかと感じています。

「言葉」よりも「姿勢」で伝える

子どもたちは、大人が思っている以上に、大人の姿を見ているように思います。

先生が口では立派なことを言っていても、実際の行動が伴っていなければ、すぐに見抜かれます。

逆に、特別なことを言わなくても、

「この先生は、本気でやっている」

「この人は、自分も努力している」

ということが伝われば、その姿勢そのものが教育になることがあります。

指導者が必死な姿を見せる。

そうした姿を積み重ねることで、少しずつ生徒の心にも何かが伝わるのではないかと思っています。

一人でも多くの心に火をつけたい

教育とは、「生徒に知識を教えて終わり」というものではありません。

最終的には、

「自分の力で学べるようになる」

力を身につけさせること。

つまり、生徒の心に火をつけることなのだと思います。

自分自身、これまでどれだけ生徒の心に火をつけることができたのかは分かりません。

ただ、一人でも多くの生徒の心に火をつけたい。

そのために、まずは自分自身が燃え続ける。

学び続け、挑戦し続け、努力する姿を見せ続ける。

それが、指導者として求められている、重要なことなのだと思います。

※猿田塾へのお問い合わせは、こちら

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。