塾のテストから、生徒の「未来」が予想できる
2026/9/9
塾のテスト
当塾では、定期的に塾内テストを実施しています。
内容は業者が作成した全国共通のテストです。
学校の定期テストと比べると、範囲が広いので、やや難しめです。
そのため、学校のテストではある程度点数を取れていても、塾のテストでは、思うような結果が出ないことがあります。
そうした生徒たちの結果を見ている中で、特に「興味深いな」と感じている教科があります。
それが、「国語」です。
国語で点数を取れる生徒は、伸びやすい
あくまで私の経験上の話ですが、塾の国語のテストで「偏差値50以上」を安定して取っている生徒は、その後、全体的に成績が伸びやすい傾向があります。
仮に学校のテストの点数がイマイチでも、学年が上がり、受験が近づくにつれて、他の教科も着実に力をつけていく印象です。
反対に、気になるのが、
「学校のテストでは、それなりに点数を取れているのに、塾の国語のテストでは点数が取れない」
という生徒です。
こうした生徒は、中学1・2年生のうちは、それほど困らないことがあります。
学校の定期テストは範囲が決まっているので、事前に勉強しておけば、ある程度点数を取れるからです。
しかし、学年が上がり、問題が難しくなってくると、次第に伸び悩む、という傾向があります。
学校の点数だけでは見えにくい部分がある
1・2年の学校の定期テストで400点を取っている。
他の教科では、コンスタントに80点以上を取れている。
そうなると、
「この子は、このまま順調に伸びていくだろう」
と思いたくなります。
しかし、塾の国語のテストで大きく苦戦している場合には、少し注意が必要だと感じています。
今はテスト前の努力で点数を取れていても、問題の抽象度が上がる、中3時に対応できなくなる可能性があるからです。
逆に、現時点では他の教科の点数がそれほど高くなくても、国語である程度の力を持っている生徒。
こうした生徒は、その後の努力次第で大きく伸びることが期待できます。
国語はすべての教科の「基礎」となる
ということはよく言われますが、振り返ってみると、数値の上でもそれは言えるのかな、ということを感じました。
そう考えると、塾の国語のテストは、現在の成績を測るだけではなく、
「これから生徒が、どのくらい伸びていきそうか」
を見るための一つの判断材料になる。
今回採点していて、そのように感じました。
国語のテストを、もっと活用していきたい
これまでは塾内テストについて、
「受けたい人は受けてください」
という形で、比較的保護者の判断に任せていました。
しかし、考え方を改める必要があるように思いました。
特に「国語」については、学校のテストだけでは見えにくい、生徒の基礎的な読解力を確認する材料になります。
そして、その結果によっては、
「今のうちに漢字や語彙を鍛えた方がよい」
「もっと文章を読む習慣をつけた方がよい」
と、早い段階で対策を始めることもできます。
中学3年生になってから国語力不足に気づいても、短期間で改善するのはかなり厳しいです。
だからこそ、小学生や中学1・2年生のうちから、定期的に国語力を確認しておく必要があります。
今後は、この塾内テストを単なる「力試し」で終わらせず、生徒の成長を考えるための材料として、これまで以上に積極的に活用していきたいと思っています。
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