「なぜ?」と思う心
2021/9/7
「伸びる」生徒と、「伸びない」生徒の違いの1つとして、「なぜ?」の感受性の差、が挙げられます。
伸びる生徒は「なぜ?」を突き詰めます。
「なぜそのような答えになるのだろう?」
「なぜ間違えたのだろう?」
「なぜそういう解説になるのだろう?」
1つの情報から、「なぜ?」という疑問を通して様々な情報を得ようとします。
一方、伸びない生徒はその点がものすごく淡白です。
「問題を解きました」
「答え合わせをしました」
「◯でした。×でした」
ここで終わってしまいます。結果のみ見て、「なぜそうなるのか?」という部分の思考が浅い。
なので、まったく同じ問題を解いたとしても、全然効果が変わってきます。
「なぜ?」を突き詰める事ができる生徒は、1つの情報から、様々な情報を得ることができます。
そうでない生徒は、表面的な「知識」を得るだけで終わってしまいます。この部分が生徒の成長の度合いに関わってくるのだと思います。
最近読んだ本の中で、ガッツ石松さんの言葉が紹介されていました。
「人より上に行くためには、努力も必要だけど、『why』がないとダメ」
まさにその通りだと思います。
なので、生徒には問題を通して「なぜ?」という意識を持ってもらいたいのですが、これが本当に難しい。
生徒に考えさせようと思って問題を出してみても、解けないとすぐに飽きたりあきらめてしまう。
かと言ってすぐにこちらで説明をしてしまうと、「パターン」みたいなものだけ理解してしまい、何も考えずに機械的に解いてしまう。
これだと、数日経ってまったく同じ問題を解かせてみても、自分の頭で考えていないので、結局自力で答えを導くことができません。
現在指導している生徒は素直な生徒が多いのですが、「自分で試行錯誤する」力が弱い、というのが課題だと思っています。
与えられた課題に対してはきっちりとこなすが、自分で考えて「この部分が足りないから、この部分を鍛える」ということを考え、行動できる生徒がいない。その点がもったいないというか、もどかしい部分です。
こうした部分を伸ばすにはどうしたらいいのか。こちらであれこれやってしまうと、もっと生徒が「依存」してきてしまうので、どのように対応すればいいのか。難しいところです。
まずはもっと自分で「why」を意識してほしい。そう思っています。
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ぜひご覧ください。