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「修正能力」を身につけさせたい

2023/3/15

入塾前の面談をしていると、

「チャレンジタッチをやっています」

というご家庭が、最近は増えています。

「タブレットを使って勉強するサービス」のようです。

実際に触れたことがないので、詳しくはどのように勉強を進められるのかはよくわかりません。

ですが、「チャレンジタッチ」を使って勉強している子の「共通点」のようなものを、最近感じています。

共通点①「書かない」

まず1つ目の共通点は「書かない」という点です。

「チャレンジタッチ」に「書く」という機能がないのではありません。

タッチペンのようなものがあり、タブレット上に書くことができるようです。

なので、きちんと使いこなしていれば「書かない」ということにはならないはずです。

ですが、実際に「チャレンジタッチ」を使っていた生徒を指導してみると、「書く」ということに対する抵抗があるような感じがしています。

その名の通り、解答を「タッチ」するだけでわかった気になっている子が、実は多いのではないか。

そのような気がしています。

共通点②「直さない」

次に「間違えたところをきちんと直さない」という点があります。

「チャレンジタッチ」の丸つけがどのようになっているかはわかりません。

ですが、「チャレンジタッチ」をやっていた生徒の丸つけの精度は、正直「粗いな…」という感じがします。

正しい答えが書いてあればまだ良い方で、中には「○✕をつけただけ」で止まっていて、正しい答えを書き写さない子もいます。

これだと、

「何が間違っていたのか」
「どこを直せばいいのか」

がわからないままなので、改善することができません。

いいサービスだと思うが…

たまたまうちの塾に来ている「チャレンジタッチ」を使っていた生徒が、同じような感じだっただけかもしれません。

ですが、どうも見ていて「きちんと使いこなしていない」ような気がしました。

「書かずにすむような、簡単な部分だけを見て確認している」

「間違えたところは、とりあえずそのままにしていて、わかるところだけやる」

そのような使い方をしている子が多いのかな、という印象を受けました。

業者のアドバイス通りにきちんと使いこなせばいい教材だと思います。

ただ、実際にはきちんと使いこなせていないような気がしています。

子供任せにし過ぎると

「簡単なところだけやって終わり」

という使い方しかしない気がするので、定期的に保護者の方がチェックする必要がある気がします。

「修正能力」が大事

このような生徒を指導していて、改めて「勉強する意味ってなんだろう」ということを考えました。

勉強をすることで身につくことは色々あると思います。

その中で

「修正能力を身につける」

ということが、1つ大事なのではないかと思っています。

問題を解いていると、間違えることが出てきます。

その時に

「どこが間違えているのか」
「何を間違えたのか」
「どうすれば間違えなかったのか」

を考え、次に活かす。

こうした一連の思考、動作というものが、勉強以外の場面でも役に立つ。そう考えています。

世の中、生きていればうまくいかないことの方が多いです。

その時に問われるのは「修正力」だと思います。

うまくいかない時に、自分で考えて、どのように修正していくか。

そうした「修正能力」を身につけておけば、大人になってからも役に立つような気がします。

また、勉強に限ってみても、「勉強ができる子」というのは「修正能力」も高いです。

逆に、勉強が苦手な子ほど、修正することができない。

なので、

「いかに自分で直すクセをつけさせるか」

というのが大事だと思っています。

勉強を通して「修正能力」を高める。

そんな指導をしていきたいと思います。

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