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「これはよかったな」と思った勉強法(理科編)
2023/7/4
※以前書いた記事の続編です。
→「これはよかったな」と思った勉強法(英語編)
→「これはよかったな」と思った勉強法(数学編)
生徒に実行してみて、「これはよかったな」と思った勉強法。
今日は「理科編」です。
理科は、高校入試の5科の中で、「一番強い思い出がある」教科です。
劇的な展開になったことが、幾度かありました。
2月のテストで23点
一番印象に残っているのは、県ヶ丘に合格した生徒です。
この生徒は「数学」「理科」を苦手としていました。
中2までは5科で400点台を取れていましたが、中3で点数が伸び悩みました。
英国社の3教科は安定していたのですが、数理が非常に不安定。
それでもなんとか中3の12月の時点では、県ヶ丘を狙えるくらいの点数を取れていました。
ですが、中学最後の2月のテスト。
ここで理科「23点」という点数を叩き出しました。
志望校を下げるかどうか、という瀬戸際まで追い詰められましたが、
「絶対に県ヶ丘を受けます。落ちたら私立に行きます」
という本人の意志の固さから、そのまま県ヶ丘を受けることになりました。
理科が足を引っ張る
もう一人、印象に残っている生徒は、深志に合格した生徒です。
こちらの生徒も「数学」「理科」を苦手としていました。
それでも「数学」はじわじわと成績を上げてきて、2月の時点では、ある程度の偏差値にまでなりました。
ですが、「理科」は最後まで「偏差値50ちょっと」くらいでした。
「他の4教科でなんとかなると思うけど、本番理科でやらかしたら、ちょっと危ないな…」
という状態でしたが、こちらの生徒も、志望校は変えずにそのまま深志を受けることになりました。
残り1ヶ月弱で、何をしたのか?
2人とも
「残り1ヶ月前」の時点で「理科」に課題がある
生徒でした。
残された時間の中で、できることは限られています。
あれこれ複雑な指示をしても、おそらく実行はできない。
ということで、「ミラクルロード」という教材をやらせました。
![](https://saruta-juku.com/wp-content/uploads/2023/07/06_jhs-up_miracle_10.jpg)
「残り時間が少ないから、もうあれこれやるな」
「とにかく、『ミラクルロード』だけ、ひたすらやれ」
そういって、「ミラクルロードの理科」を入試本番まで、ひたすら解かせました。
こちらの「ミラクルロード」ですが、中3になった段階で、少しずつ進めてはいました。
ですが、2人とも、なかなか身を入れてやっている雰囲気がありませんでした。
ですが、ギリギリまで追い込まれていた生徒は、残り1ヶ月の時点で、ようやく必死に「ミラクルロード」に取り組むようになりました。
そして、本番。
県ヶ丘に合格した生徒は「64点」でした。
この年の平均点は50点を下回っていたので、十分な結果だったと思います。
深志に合格した生徒は「78点」でした。
この年は簡単なテストで、平均点も高かったです。それでも80点近く取れたので、最低限「差をつけられずに済んだかな」という感じにまとめられました。
「残り1ヶ月、ひたすら『ミラクルロード』を解く」
「これがよかった」と思っています。
幻の教材に…
というわけで、強くオススメしたい「ミラクルロード」だったのですが、現在、諸事情により、「販売停止」になってしまいました…。
なんとか販売が再開されることを願っているのですが、こればかりはどうしようもありません。
ですが、「ミラクルロード」を通して
「このようにすれば、理科はなんとかなるかな」
という「コツ」のようなものは、学ぶことができたかな、と思います。
それは
「基礎を徹底する」
ということです。
「ミラクルロード」の肝となるのは、
「基礎から応用まで、短期間で一通り復習することができる」
という点にあります。
点数が伸び悩む生徒は、「基礎」の部分があやふやな点が多い。
「ミラクルロード」を使って、「基礎・基本」の部分を、しっかりと固めることができた。
これができたので、2人とも入試本番ではいい結果を残すことができたのだと思っています。
なので、理科に不安がある人は、まずは
「基礎・基本」
です。
ここをきちんと固めていくことが、入試本番での結果につながると思います。
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