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英語は、まず「覚えよう」!

2020/11/25

3年生になると、英語の点数がガクンと
下がる生徒が出てきます。
特に1・2年生の時の点数が
50~70点くらいの生徒に多く見られます。
3年生の英語のテストでは
「長文問題」の割合が増えます。
1・2年のテストでも読解問題は出ますが、
教科書の内容そのまま、あるいは類似した
内容での出題が多いです。
文の長さもそれほど長くありません。
ですが、3年生のテストで出てくる「長文問題」は
これまでまったく見たことがないような内容が
どんどん出てきます。
文章量も増えます。
知らない単語も多く、注釈はついていますが
その数が多いので、混乱してしまいます。
1・2年までの英語のテストが、
「学校の授業で習った内容の確認テスト」
という役割だったのに対し、
3年生の英語のテストは
「1~3年の内容の総合力を問うテスト」
という役割にシフトしている感じです。
その結果、1・2年のテストであれば
一夜漬けで何とかなっていた生徒が、
3年になって、これまでに習った内容が
きちんと身についていないことが表面化し、
それがテスト結果として現れてきます。
英語に関しては、立て直すのはかなり大変です。
まず、「生徒の勉強方針」が定まりません。
「長文問題が解けないから長文を解く」ということで、
一生懸命長文問題と向き合うのですが、
それだと勉強を「やった感」は出るのですが、
何も身につかずに終わる、という結果に終わります。
本気で英語を上げていくのであれば
とにかく「覚える」しかありません。
教科書に出てきた単語を覚えるのは最低条件です。
それに加えて「基本文」を覚える。
理想は「1~3年の教科書丸暗記」ですが、
特に受験生の場合は、それをやっている時間は
ないと思います。
なので、まずは教科書の後ろの方にまとまっている
「基本文」をすべて完璧に覚える。
「ニューホライズン中3」であれば
P141~143にまとまっています。
まずはこれをすべて覚えて下さい。
「覚える」というのは
「日本語を見て、その日本語に対する英文が書ける」
という状態です。
これを完璧にしたいところです。
英語が苦手、あるいは伸びない生徒に
共通するのは「練習量不足」です。
例えば、英語が得意な生徒がスペルミスをした場合。
時間をおいて、そのスペルミスをしている文を
改めて見せてみると、自分で「ここが違う」と気づきます。
多くの練習をこなした結果、
自分の中に「正しい形」というのが定着しているからです。
一方、苦手な生徒にスペルミスをした文を見せて、
自分で間違えている所を探させても、
「どこを間違えているのか」
見つけることができません。
練習が不足しているため、
まだ自分の中に「正しい形」が定着していないからです。
間違えた文をパッと見た時に、
「あれ、なんかこれおかしい…」
という違和感を覚える。
その位の感覚になるまで、徹底的に
「単語」「基本文」を覚えてほしいと思います。
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