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平成29年度後期選抜試験の感想③-社会

2017/3/13

今日は「社会」についての感想です。
○難易度:難
記述問題や資料の読み取り問題が多く、
解答するのに時間がかかる問題が多い印象です。
特に最後の問題(問4(4))は、
何を書けばいいかまとめるのも難しいし、
資料を見て何が言えるかも答えなければいけないし、
かなり難しい問題だといえます。
全国的に見ても新傾向の問題だと思います。
生徒の「思考力」「判断力」「表現力」を確認できる
問題だと思いますが、
ちょっと難しすぎるような気がします。
○傾向
「資料の読み取り」や「記述問題」が多く、
ただ基礎知識を覚えただけでは太刀打ちできない内容です。
「なぜそうしたことが言えるのか?」
という背景をきちんと理解しておくとともに、
資料を使って説明ができるように練習する必要があります。
○対策
①基礎知識を覚える
 「資料の読み取り」や「記述問題」が多い内容になっていて、
 今後もその傾向は続くと思われますが、
 こうした応用問題を解く際、前提となるのはやはり「基礎知識」です。
 「記述問題」が出るからといって、記述問題の練習ばかりしても、
 そもそも基礎知識がしっかりと覚えられていなければ、
 「その設問で何が聞かれているのか?」
 に気づくことができません。
 まずは基礎知識を徹底的に増やすことが大事です。
②記述問題の練習
 ある程度基礎知識が身についたら、どんどん記述問題の練習を
 しましょう。普段から自分の言葉で「書く」練習をしていないと、
 本番でもなかなか答えられません。
 定期テストでも「記述問題」の割合が増えています。
 まずはきちんとした定期テスト対策をすること。
 そして、間違えた問題については必ず解き直して
 確認をしておくことが大切です。
③資料の読み取り問題の練習
 資料を使って考えさせる問題が増えてきています。
 記述問題と同様に、定期テストでも出題が増えているので、
 やはり定期テスト対策をきちんとすることが大事です。
 また、解答は分かる人間に添削してもらった方がいいです。
④社会問題に興味を持つ
 今年の問題は、「北九州市の取り組み(環境問題)」
 「エネルギー問題」「企業の海外進出の理由」「社会保障費の問題」など、
 現代の日本を取り巻く社会問題を中心に出題がなされています。
 こうした問題に興味を持っていたかどうかで、解答のしやすさはだいぶ
 変わってくると思います。
 日頃から新聞等で社会問題について知識を深めておくとよいと思います。
○最後に
今年は「数学」「理科」が解きやすかった分、
社会の難しさが際立っている気がします。
平均点は10点くらい下がるのではないでしょうか。
ですが、だからといって難しい問題ばかり解くのは
得策ではありません。
確かに最後の問題はかなり難しかったですが、
いくら配点が大きくても、その問題だけで合否が分かれると
いうことはあまりないと思います。
おそらくほとんどの生徒さんが解けなかったと思われるので、
そこでは差が付きません。
むしろ、こうした難しい問題が出題された場合、
基礎知識だけで解ける問題を落としてしまう方がマズいです。
問題の難易度に左右されず、
まずは地道に「基礎知識」を増やすように、
また新聞、ニュース等で「現在の日本の社会問題」についての
見識を増やすように努めてください。

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