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平成29年度後期選抜試験の感想④-英語

2017/3/14

今日は「英語」についての感想です。
○難易度:並
問題構成は昨年とほぼ同じです。
違う点を挙げると、
昨年までは、単語の穴埋め問題が数問出ていましたが、
今年は出題されていませんでした。
その代わりに、動詞の語形変化についての問題が
数問出題されました。
昨年と同程度の難易度であったと思われます。
○傾向
ただ単語の知識を問うような問題は
今後ほとんど出題されないと思われます。
また、会話の流れの中で、適切な文はどれかを
選択させる問題のように、
会話文についての出題が増えてきている印象を受けます。
「会話表現」について、きちんと答えられるように
準備をしておく必要が高まっているといえます。
○対策
①「単語」「基礎構文」を覚える
英語に関しては、単純に「基礎」「応用」と分けられる問題が
少なく、「総合的な力」が問われていると言えます。
そのため、英語で必要な「単語」「基礎構文」についての
知識がないと、全く問題が解けない可能性があります。
まずは「単語」「基礎構文」を少しでも多く覚える
ことが重要です。
②英作文の練習をする
今年も2つのテーマについて出題がされました。
「中学で最も一生懸命取り組んだ教科について」
「道案内」
です。
どちらも教科書内容がきちんと習得できていれば
対応可能な内容です。
特に「道案内」については、中1~3の全ての教科書に
掲載されています(「Daily Scene」)。
英作文が苦手な人は、
「Daily Scene」や「Presentation」の内容を丸暗記して
しまうのが、実は一番の英作文対策になると思います。
英作文が苦手な人は、ぜひ挑戦してみてください。
③英検を受ける
問3と問4は長文問題です。
注釈がついているとはいえ知らない単語が結構出てくるので、
一通り読むのにかなり時間がかかります。
こうした問題の場合は、先に設問を確認しながら、
本文を読み進めるのが時間の短縮になります。
こうした「設問を確認しながら、長文を読む」練習に
一番近い練習は、「英検」の長文読解の練習だと思います。
ぜひ積極的に挑戦してほしいと思います。
○最後に
どの教科も「教科書内容」が重要なのですが、
英語に関しては、特に「教科書」の内容の習得に努めてください。
教科書内容がきちんと理解できていれば、
十分に入試に対応することができます。
教科書の一番後ろには
「WORD LIST」
「基本文一覧」
「基礎表現」
などが、一通りまとまっています。
とにかくここを「覚える」ことです。
英語は、もっとも「差」がつきやすい科目です。
数学であれば、「基礎」「応用」というような明確な区別ができるので、
まず「基礎」問題からできるようにすればいい、
というような対策が可能です。
ですが、英語の場合は「単語」「基本文(文法)」の理解を前提に、
総合的な力が問われてしまいます。
一度理解ができなくなってしまうと、分からないところが雪だるま式に増え、
簡単な問題と思われる内容でも、どう答えていいかわからない、
ということが起きてしまう科目です。
英語を得意にするには、繰り返し練習し、覚えるしかありません。
「習うより、慣れよ」です。
まもなく春休みですので、学校の宿題を終わらせるのと同時に、
教科書内容の復習に努めてほしいと思います。

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