理想と現実と
2017/8/30
総合テストが返ってきています。
今のところ、返ってきた生徒の点数は
20点~80点下がっています。
「総合テストは点数が下がる」
と、告知をし、また覚悟はしていましたが、
実際に点数として結果が出ると
厳しい現実に向き合わざるを得ません。
夏期講習の生徒達の頑張り具合を見ていたら、
「もしかしたら…」と甘い理想を抱いていましたが、
総合テストはそんなに甘くはありませんでした。
己の甘さを痛感します。
この時期は3年生にとって本当に辛い時期です。
頑張れば頑張るほど、点数が下がる。
そんな感じにとらわれる時期です。
原因は明らかです。
生徒の成長スピードを上回って
テストの難易度が上がるからです。
総合テストの点数は、
大まかなイメージとしては
二次関数的に出ると感じています。
例えば、
平均90点を取っていた生徒がいたとします。
その子は大体90%の理解度と考えられます。
そうすると、90%(0.9)×90%(0.9)
=81%(0.81)
くらいに点数が下がる、というイメージです。
これまでのテストでは、
勉強時間に比例して成績が
上がっていきました。
これからは、ある程度の理解度(基礎力)が
身につかなければ、結果として現れません。
結果が出るまで時間がかかります。
近道はありません。
一見遠回りに思えるかもしれませんが、
基本を確認し、問題を解き、
間違ったりわからないところを
1つ1つ潰していく。
こうした地道な学習を数多くこなすしか
ありません。
多くの子は途中で諦めてしまいます。
頑張っても頑張っても結果が出なくて
苦しいからです。
ですが、そこを乗り越えなければ
結果は出ません。
どれだけ自分を信じて頑張り抜けるか。
ここからは精神的な強さも求められます。
うまい言葉が見つからず、
「頑張れ」としか言えない自分の無力さを
痛感します。
せめて子供達の苦悩に寄り添い、
一緒に向き合っていきたいと思います。