中3生のテストの点数について
2018/4/5
安曇野市の小・中学校は
今日が入学式でした。
平成30年度が本格的にスタートです。
ほとんどの新中2・3年生は
早速テスト(進級・復習テスト)が
あると思います。
特に3年生はこの1年、
ほぼ毎月テストがあります。
入試を含めれば
「7月と12月」以外は
毎月テストがあると思って下さい。
そんな3年生のテストですが、
1つ知っておいてほしいことがあります。
それは、2年の時と比べて
「基本的に点数が下がる」
ということです。
理由は単純で、
テスト範囲が広がるからです。
2年までは「授業でやったところ」だけでしたが、
3年は「授業でやった所」に加えて
「1・2年で習った所」
が入ってきます。
範囲が広すぎるため、
どうしても対策が手薄になる。
結果として点数が下がる、
ということになります。
ですから、「見た目の点数」だけを見て
慌てないようにして下さい。
では、「テストができたかどうか?」を
どのように判断すればいいか。
それは「平均点との差」を見るように
して下さい。
例えば、
「英語70点、数学60点」
だったとします。
見た目の点数は英語の方がいいですが、
もし平均点が
「英語60点、数学40点」
だったとします。
平均点との差という点から見れば、
「英語+10点、数学+20点」
となり、この場合は
「数学の方が結果がよかった」
ということになります。
いわゆる「偏差値」と同じ考え方です。
ですから、「見た目の点数」に惑わされず、
成績表が返ってきた段階で、
テストの結果を振り返るように
していただければと思います。
2年の時と同様に「見た目の点数」に
一喜一憂してしまいがちですが、
「3年のテストの点数の見方は違う」
とうまく切り替えていただければと思います。
頻繁にテストがあるこれからの1年、
大事なことは
必要以上に点数に踊らされず、
「間違えたところを一つ一つ
丁寧に潰していく」ということです。
特に上位の高校を目指す子であれば、
これを徹底して欲しいと思います。
今まではある程度準備していれば
点数が取れていたのに
それが取れなくなる。
むしろ頑張れば頑張るほど
点数が下がっていく。
その状況が辛くて、
「自分のできる問題」だけを
やってしまう子がいます。
しかしそれでは実力はつきません。
「勉強とは、出来ないことを
できるようにすること」
です。
「できない自分」と向き合い、
間違えた問題を1つ1つ潰していくことは
地味で辛いことだと思いますが、
それが出来た人が合格できる。
そう思います。
現に、蟻ヶ崎、県ヶ丘、深志に受かった子は
そうやって自分自身の弱さと
徹底的に向き合って
合格していきました。
合格への近道などありません。
「学問に王道なし」です。
この1年自分自身と徹底的に向き合って、
来年の合格を勝ち取って欲しいと思います。