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そろそろ切り替えないと…

2019/6/10

最近は大学入試関係の記事が
やたらに目に入ってきます。
自分が今一番関心を持っているから
かもしれません。
塾関係の専門誌を見ていたら
「少子化の影響で、
 全体的に生徒数が減少している中、
 『高校生の個別指導塾に通う部門』
 の生徒数のみ上昇傾向」
という記事を目にしました。
この話題は、他のセミナーでも
よく聞かれるので、
「高校生の塾通い」が増えてきている
というのは、ほぼ間違いない
傾向だと思います。
そして、高校生の中でも
「個別指導」の需要が高まっている
ということから、
我々の時代の予備校のように
ただ、多数に向けて授業を提供する
だけでなく、
「一人一人に合った学習指導」が
求められているという気がします。
「高校生になったら、自分の勉強や進路ぐらい
 自分で管理しなさいよ」
と思う部分が正直ある反面、
「ここまで複雑な試験制度になってくると、
 高校生個人の力だけでは限界があるかな」
と感じる面もあります。
いずれにしても、我々の時代と比べると
高校生になってからも勉強を継続している
割合は確実に増えてくると思います。
仮に「中信地区の」高校はそうでなくとも、
「全国的な」傾向はそうなっています。
「周りの友達も通っていないから…」
という安心感は、全国の高校生同士が競う
「大学入試」では全く役立たない、
という現実は知っておいた方が
いいのかもしれません。
一方で、
「塾に通っているから…」というだけで
変に安心してしまうことも危険です。
高2の元生徒に話を聞いても、
「友達で塾に通っている子もいるけれど、
 テストで全然結果が出ていなくて、
 何のために通っているのか
 わからないような子もいる」
と言っていました。
これもリアルな一面だと思います。
高校の勉強内容は高度です。
週に1・2回、数百分の授業を受けただけで
満足していては絶対に成績は上がりません。
塾で学んだことを、
「いかに自学時間で身につけるか」
の方が大事になってきます。
「塾が何とかしてくれる」
という受身の姿勢ではなく、
「塾を使い倒す」
という能動的な姿勢を取れる生徒が
伸びる高校生だと思います。
高1の生徒の様子を見ていると、
「受験は終わったんだから、
 もう少し遊ばせて!」
という雰囲気が言外からにじみ出ています。
確かに気持ちはわかります。
正直、自分もそうでした。
ただ、
「そろそろ切り替えていかないと、
 後で泣くよ」
という経験者の経験談も、
今後伝えていきたいと思っています。

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