4期生のみんなへ
2020/3/31
今日で3月が終わり、
明日からは新年度が始まります。
高校の中間テストまで続ける生徒を除くと、
中学3年生のみんなとはここでお別れです。
4期生の特徴は「静か」。
他の期と比べると人数が少なかったこともありますが、
内気なタイプが多く、ともすると「地味」な感じが
してしまう。そんな学年でした。
自分の意見を表に出すタイプの子が少なかったので、
「何を考えているのかな…?」
と戸惑うことは数知れず。
「さて、どうやって導こうか…」
と手探りしながらの指導でした。
そんな君達も、夏休みを過ぎたあたりから、
徐々に自分の意志が固まり、
目標を明確に持つようになりました。
そして、目標に向けて努力できるように
なりました。
思うように伸びる子もいれば
伸び悩んだ子もいました。
上がったり、下がったりを繰り返す中、
思い通りにいかないことの方が
多かったように思います。
ただ、君達はへこたれませんでした。
思うような結果が出ない中でも
目の前にある課題を1つ1つ
乗り越えていきました。
目に見えるような成果は
出なかったかもしれません。
しかし、近くで見ていた自分には
確実に成長している姿を見ることが
できました。
そして、公立高校に全員合格。
最後まであきらめずに努力を続けた
結果だと思っています。
決して派手さはありませんでした。
ですが、4期生のみんなからは
「地道に頑張ることの大切さ」を
教わった気がします。
1つ後悔、というか心残りが。
4期生のみんなとは、出会うのが遅かった。
早い子でも中2からの指導でした。
中1の単元で苦しんだ子が多かったので、
「できれば中1から見たかった…」
というのが本音です。まあ言い訳ですが。
最後に。
4期生のみんなは、合格したけれども、
「第一志望」の高校に進学できた子は
少なかったと思います。
実際に合格体験記でそう書いている子も
いました。
色々原因はあると思いますが、
「準備を始めるのが遅かった」というのが
1つの原因ではないかと思います。
卒塾式でも話しましたが、
高校では同じくらいの学力の子が
集まっています。
ちょっとがんばれば十分に上位に
なることが出来ます。
中学ではスタートに失敗したと思います。
なので、高校ではきちんと
「スタートダッシュ」を決めてほしいと思います。
つまり、
「合格という結果に浮かれずに、
まずは最初のテストまで努力を継続する」
ようにしてほしいということです。
高校入試が思うような結果にならなかった分、
大学入試では思い通りの結果を残してほしい。
そう願っています。
保護者の皆様へ。
大事なお子様を預けていただいて、
ありがとうございました。
思うような進路に進めてあげることが
できなかった子が多いですが、
それはひとえに私の実力不足です。
申し訳ありませんでした。
お子様は本当によく頑張りました。
望む進路ではなかったかもしれません。
ですが、塾に最初に来たよりも
みんな成長してくれました。
うまく言葉では表せないのですが、
「前にできなかったことが、
できるようになった」
ちょっとした変化かもしれませんが、
そう思わせてくれることが
たくさんありました。
今年は卒業間近で、大変なことに
なってしまいました。
本来であれば喜びを爆発してもいい時に
我慢することを強いられる。
本当にかわいそうだと思います。
しかし、子どもたちの人生はまだまだ先が長い。
これから先の人生で、いつか今年のことを
振り返る時もあると思います。
その時に
「あの時は大変だったけど、今ではいい思い出」
そう思えるくらいに、
大きく成長してほしいと願っています。
4期生のみんな、本当にありがとう。
君達と共に歩んだこの1年は、
自分にとって「学び」の1年でもありました。
高校でスタートダッシュ、かませよ!