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書き写す

2020/4/1

生徒を指導していると、
様々な悩みにぶつかります。
「勉強の習慣がつかない」
「字が読めない」
「気持ちが前向きにならない」
「『やらされている』感が強い」
一声かけたら「はい、よくなった~」。
そんなことはありえません。
子どもといえども、
「1人の人間の心、行動」を変化させるというのは
それほどたやすいことではないよな、
と、指導していると思います。
その中で「頑張っているのに伸びない」
というケースがあります。
原因はいくつかあるのですが、
1つ気になるのは
「正確に『書き写す』ことができない」
という点です。
例えば英単語の練習。
テキストに書いてある内容をノートに写して
練習してもらいますが、
最初に転記する段階で間違える子の
多いこと、多いこと。
それから、答えあわせ。
解答の内容をしっかり書き写すことが
できないのはもちろんのこと、
間違えていても「◯」をつけてしまう
生徒が多いです。
中学生ともなれば学習する内容も多いです。
ある程度自分で管理して進めていかなければ
とても間に合いません。
ただ、その前提条件である「書き写す」ことが
出来ない子が多すぎます。
勉強だけの問題ならいいのですが、
こうした状態は意識して改善しないと、
そのまま大人になると思います。
するとどうなるか。
仕事上で書類を作る時、
「見本を見ながら作成する」という時に
正確なものが作成できない。
「お金を扱う」書類ともなれば
ちょっとしたミスでも大損害に発展する
恐れがあります。
さらに問題なのが、
自分自身で「間違えている」ことに
気づけない、という点です。
自分自身が気づいていないだけで、
実は損害を被ってしまっている…。
そんなことが実際に起きているのではないか。
そんな気がします。
「書いてあることをただ写すだけでしょ。
簡単だよ~。」
と思われるかもしれませんが、
その「簡単なこと」が想像以上にできない子が多い、
というのが、子どもたちを指導していての実感です。

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