今年の高校入試結果から考える
2020/6/22
令和2年度高校入試の学力検査の結果が出ました。
※こちらです。
英語を除く4教科で、
昨年よりも平均点が上がりました。
英語も昨年比「-0.3点」なので、
ほぼ昨年並、ということができます。
教育委員会の表には5教科の合計点がないので
計算したところ、「303.5点」でした。
昨年と比べて+21.4点です。
なので、今年の高校入試は「簡単だった」
ということが言えると思います。
おそらく各高校のボーダーラインも
+20点くらい上がったのではないかな、
と思います。
1・2年の時の定期テストの平均点が300点、
3年時の総合テストの平均点が250点
というのを、大まかな目安で考えているのですが、
今年の入試に関しては、
「3年の総合テストよりも楽だった」
と言っていいのではないかと思います。
なので、高校1年生のお子さんで、
「学校のテストよりも本番の方が結果がよかった!」
と言って油断している子がいたら、
それはちょっと危ういと思います。
「今年は簡単だった」ということを踏まえて、
高校での勉強に励んでほしいと思います。
個人的な感想としては、
「平均点300点以上」というのは、
テストとしてはちょっと簡単すぎるかな、
と思います。
「1教科50点、5教科250点」
というテストが一番バランスがいいと思っています。
平均点を見ると、
数学、理科、英語は50点台だったので、
丁度いい難易度だったと思います。
逆に国語と社会はかなり簡単だったので
もう少し難易度を上げて欲しいところです。
来年の入試に関しては「出題範囲の削減」が
言われているので、明らかになるまで
ソワソワしてしまいますが、
仮にどのような状況になっても、
「日頃から努力している」生徒は強いと思います。
例年とは違う今年は特にその傾向は強まると思うので、
受験生の皆さんは、まずは目の前の課題1つ1つに
丁寧に取り組んでほしいと思います。