座禅体験
2024/9/16
座禅体験に参加する
先日、「座禅体験」をしてきました。
以前からずっと「座禅」には興味がありました。
ですが、なかなか体験する機会がありませんでした。
今回、ちょうどタイミングが合ったので、思い切って参加してみたのですが、色々と感じることがありました。
1回目の座禅
まず最初に、「座り方」についての指導をしていただきます。
「足の組み方」「手の組み方、位置」「姿勢」など、基本的な姿勢について教えていただきます。
その後、呼吸や視線の位置についてお話していただきました。
初めて参加したのは私ともう一人いらっしゃいましたが、それぞれに丁寧に教えていただきました。
ひと通り説明をしていただいた後、各自で縁側に出て、自由に座る位置を決めます。
初めての私は、一番端のところに座りました。
教えていただいた通りに足を組み、手を構えたら、後は合図に従って座禅開始。
早朝の静かな朝の中、ただひたすらに「呼吸を整える」ことに意識を集中します。
「10秒間、細く長く息を吐く」
という風に教わったのですが、そんなに長く息を吐き続けれられません。
「なかなか思うようにいかないな」
と思いつつ、最初の15分間の座禅が終了です。
2回目の座禅
少し休憩した後、今度は20分の座禅です。
この際、住職の方より
「もし希望される方がいたら、両手を合わせてください。叩きます」
との言葉。
テレビで座禅をやっている映像などで「ビシッ」と叩かれる、あれです。
「ちょっと体験してみたい気もするが、痛そうだから遠慮しておこう」
そんなことを思いながら、2回目の座禅開始です。
同じ体勢を取り続けていたので、段々と足が痛くなってきました。
また、後ろで住職の方が動いている足の音が聞こえます。
「他の方はどうするんだろう」
と思っていたら、隣の方から「ビシッ」という音が。
「あ、叩かれている」
と思うと同時に
「思ったよりも痛くなさそうだな。だったらやってもらおうかな」
と思いましたが、それでも「痛いのは嫌だな」と思い、結局叩かれることなく、2度目の座禅も終了となりました。
自分は「ただ座っているだけ」だったのですが、終わった後は足がしびれて動けなくなりました。
それなりに運動をして鍛えていた自負があったのですが、「まだまだ甘いな」ということを痛感させられました。
お粥をいただく
座禅が終わって帰ろうと思っていたら、
「みんなでお粥を食べましょう」
ということで、お粥をいただきました。
いただく前に、食事の作法を教えていただきます。
・食事中に音はたてない
・たくあんは1枚残しておいて、最後器を綺麗にする
各自にお粥と梅干し、たくあんを配膳したら、いくつかのお経をみんなで読み上げます。
そして食事開始。
音をたてずにお粥をすすります。
「こんなに緊張感のある食事は初めてだな」
と思いつつ、
「日頃どれだけ意識しないで食事をしているんだろう」
ということを思いました。
そして、
「普段の何気ない行為の中にも、幸せというものが隠されているんだな」
ということを思いました。
「自分自身と向き合いたい」
という思いから参加した座禅会でしたが、色々と感じることが多い体験でした。
とても勉強になり、また自分の未熟さを感じることができました。
また参加してみたいと思います。
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