分数を使いこなす
2024/11/11
半分近くが
小学生の算数を見ていて、気になるのが「分数」です。
「分数の計算がきちんとできない生徒がかなりいる」
という感じを受けます。
感覚的には、「小6の半分」は、分数の計算がきちんと身についていないのではないか。
そのように感じています。
中学になって、
「数学が苦手」
ということで塾に来る生徒がいます。
そういう生徒には、だいたい
「1/2+1/3」
という、簡単な通分計算をやらせてみます。
すると、かなりの確率で「2/5」と書き、それを見た親が焦る、というシーンを何度も見ています。
「通分」がわかっている生徒でも、最後の「約分」まできちんとできない、という生徒も結構います。
そのため、
「分数計算が身についているか」
というのは、「小学校の算数がきちんと理解できているか」どうかの、1つの目安になります。
中学生でも使いこなせない
また、小学校の分数計算が一通り身についている生徒であっても、
「分数をうまく使いこなしている」
と感じられる生徒はほとんどいない、という感じがします。
中学になると、特に「数学」では「分数」を使って計算したり、考えたりする機会が増えます。
その時にも「小数」で考えたり計算してしまったりしています。
分数で計算した方が簡単にできるのに、そうした「ちょっとした工夫」ができない生徒がほとんどです。
例えば、
「16×0.25」
のような計算が出てきた時に、「0.25=1/4」ということがわかっていれば
「16×0.25=16×1/4=4」
と、パッと出せるのですが、このような工夫ができる生徒はほぼいません。
ある程度実力がある生徒には、こうした「分数計算」を教えるのですが、それでも使いこなせるようになりません。
結局それは「計算練習」が足りていないからなのかな、という気がしています。
自分なりに「工夫」する
こうした「ちょっとした工夫」というのは、日頃の練習の中で、
「いかに自分で意識できるか」
という点で決まるのだと思います。
素直に、教わった通りに実行することができる生徒は多い気がします。
ただ、
「自分なりに工夫して考える」
ということができる生徒は少ないように感じています。
「どうすれば、速く正確に解けるか」
ということを、普段からもっと意識して練習するようにしてほしいです。
その1つのコツとして
「分数を使いこなす」
というのは有効だと思っています。
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