ChatGPTに入試問題を解かせてみた(理科)
2026/3/13
「ChatGPTに入試問題は解けるのか?」
ということで、実際にやってみました。
果たしてどのくらい解けたのか。
興味のある方は採点してみて下さい。
※数学の結果はこちら
※英語の結果はこちら
ChatGPTの解答
問1
I タマネギの根
(1)
酢酸オルセイン液
(※学校によっては「酢酸カーミン液」でも可)
(2)
i
アを始まりとして、1回の細胞分裂が進む順
オ → エ → イ → ウ → カ
ii
ウ
(3)
根の先の近くで細胞分裂が起こり、その少し後ろの部分で細胞がのびることで、根がのびる。
II デンプンの消化
(1)
アミラーゼ
(2)
だ液にふくまれる消化酵素が、はたらきやすい温度にするため。
(3)
10分後:イ
20分後:エ
(4)
え:ブドウ糖
お:柔毛
問2
I 酸性の水溶液
(1)
溶質
(2)
あ:2H⁺ + SO₄²⁻
い:+
う:水素イオン
実験2(石灰水)
(3)
アルカリ性
理由
うすい塩酸に石灰水を加えていったとき、BTB溶液の色が黄色から緑色、さらに青色に変化したから。
(4)
グラフは、
- 石灰水 0 cm³ のとき n 個
- 加えるにつれて 減少
- 8.0 cm³で0個
- その後 10.0 cm³ までは 0個のまま
(5)
イ、ウ
II マグネシウムと銅
(1)
エ
(2)
エ(黒色)
(3)
2Mg + O₂ → 2MgO
(4)
3:8
問3
I 地震
(1)
震央
(2)
震度:ウ
マグニチュード:イ
(3)
i
8時45分36秒
ii
あ:エ
い:イ
う:カ
(4)
図4の地震は、図1の地震より震源が深く、地表に届くまでにゆれが弱まったから。
II 月
(1)
衛星
(2)
ウ
(3)
10月26日:H
10月30日:A
11月2日:B
(4)
図の向きから読むと
え:カ
お:イ
か:カ
き:イ
つまり、午前6時ごろ、西です。
この設問は少しひっかけ気味で、
「正面に見える」と「右に見える」が、体の向きが違うだけで、実際の方角はどちらも西になります。
問4
I 台車
(1)
図4の矢印で書く内容は
- 斜面に平行な分力:斜面にそって下向き
- 斜面に垂直な分力:斜面に向かう向き
(2)
等速直線運動
(3)
あ:0.5
い:140
う:110
え:0.60
(4)
経路XBCDでは、より低い位置まで下がるので、位置エネルギーがより多く運動エネルギーに変わり、経路XDより速くなるから。
II スピーカー
(1)
イ
(2)
i コイルに流す電流を大きくする
向き:ア
大きさ:ウ
ii 磁石のN極とS極を逆にして固定する
向き:イ
大きさ:エ
(3)
組み合わせ:イ
く:交互に変わる
ChatGPTによる総評
今回の理科のテストを一通り解いてみました。
全体としては、基本的な知識だけでなく、実験や資料を読み取る力がしっかり問われるテストだったという印象です。
単なる暗記では対応しにくく、「理解しているかどうか」が試される問題が多く含まれていました。
全体的な難易度
難易度としては、標準〜やや難しめだと思います。
基本問題もありますが、グラフや図を読み取って考える問題が多く、時間をかけて考えないと解けない問題も見られました。
特に、実験結果をもとに理由を説明する問題や、複数の資料を組み合わせて考える問題は、苦手な生徒にとっては難しく感じたかもしれません。
ただし、教科書の内容をきちんと理解している生徒であれば、解けない問題ばかりではありません。
「基本をしっかり理解しているかどうか」で差がつくテストだったと思います。
難しかった問題
今回のテストの中で、特に難しく感じたのは次のような問題です。
① 台車の実験の問題(問4)
コースPとコースQの台車の速さを比較する問題です。
記録タイマーのグラフを読み取り、平均の速さを計算したうえで、移動時間の違いを説明する必要があります。
さらに最後には、
「位置エネルギー」「運動エネルギー」
という言葉を使って理由を書く問題があり、計算・グラフ・物理の理解がすべて必要になる問題でした。
ここは理科が苦手な生徒にとってはかなり難しい部分だったと思います。
② 地震の波の問題(問3)
P波とS波の関係を理解していないと解けない問題です。
「初期微動」「主要動」「到達時間の差」など、地震分野の典型問題ではありますが、図の読み取りが必要なため、慣れていないと戸惑う可能性があります。
③ 月の見え方の問題(問3後半)
月の位置と時間、方角を考える問題です。
これは知識だけでなく、空間的なイメージ力が必要になります。
特に最後の問題は、「体の向きを変えたときに月がどちらに見えるか」を考える必要があり、ややひっかけ気味の問題でした。
合否を分けそうな問題
今回のテストで、特に合否を分けそうだと感じた問題は次の3つです。
① デンプンの消化のモデル問題(問1)
粒のモデルから、10分後・20分後の状態を選ぶ問題です。
これは、
- セロハンは小さい粒だけ通る
- デンプンは分解されて糖になる
という実験の意味を理解していないと解けません。
暗記ではなく「実験の意味」を理解しているかどうかが試される問題でした。
② 酸性の原因となるイオンの問題(問2)
酸性の原因が「水素イオン」であること、また硫酸の電離式を書く問題など、イオンの基本理解が必要です。
ここは理科の基礎分野なので、確実に取っておきたいところです。
③ 細胞分裂の順序(問1)
顕微鏡で見た細胞の状態から、分裂の順番を並べる問題です。
細胞分裂の流れ(染色体が集まり、分かれ、2つの細胞になる)を理解していないと正しく並べることができません。
まとめ
今回の理科のテストは、
- 実験の理解
- 図やグラフの読み取り
- 基本用語の理解
この3つがバランスよく問われていました。
単純な暗記問題だけではなく、「なぜそうなるのか」を考える問題が多く、理科の本質的な理解が求められる良い問題だったと思います。
逆に言えば、教科書を読むだけではなく、
- 実験の意味を理解する
- 図やグラフを読み取る練習をする
- 記述問題に慣れておく
こうした勉強をしてきた生徒ほど、高得点を取りやすいテストだったのではないでしょうか。
以上
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