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勉強にも「勇気」が必要

2026/5/25

アドバイスを聞けない

生徒に勉強のやり方をアドバイスしていると、なかなか素直に受け入れられない子がいます。

こちらとしては、

「このやり方の方が伸びる」
「今のやり方だと効率が悪い」

と思って伝えています。

ところが、生徒の方はなかなかアドバイスを受け入れません。

それまでの自分のやり方に固執してしまうことがあります。

「なんで言うことを聞かないかな…」

と思っていました。

自分も生徒と同じ態度を取る

しかし最近、自分自身の経験を通して、少し考え方が変わりました。

私はランニングを趣味にしています。

ジムにも通っていますが、ある時、インストラクターの方から練習方法についてアドバイスを受けました。

その内容は、適切なアドバイスだったと思います。

専門的に見てくれているわけですから、こちらよりも分かっているはずです。

それでも、言われた時に、少し抵抗がありました。

「今まで自分はこのやり方でやってきた」
「変えて、本当にうまくいくのだろうか」

そんな気持ちが、ほんの少し出てきました。

その時に思いました。

「なるほど。生徒たちも、きっと同じような気持ちだったのだな」

と。

「変える」のは、難しい

勉強のやり方を変えるというのは、意外と勇気がいります。

たとえば、今まで教科書を眺めるだけで勉強していた子に、「まず問題を解こう」と言う。

途中式を書かずに暗算で進めていた子に、「必ず途中式を書こう」と言う。

答えを見ながら進めていた子に、「まずは自力で考えよう」と言う。

こちらから見れば、当然のアドバイスです。

しかし、生徒にとっては、それまでの自分のやり方を否定されるように感じることもあるのだと思います。

結果が出ていない時ほど、本当は変える必要があります。

しかし、結果が出ていない時ほど、自分のやり方を変えるのは怖いものです。

「これで本当に良くなるのか」
「今までのやり方を捨てても大丈夫なのか」
「先生の言う通りにして、うまくいかなかったらどうしよう」

そうした不安や葛藤があるのだと思います。

「勇気」が必要

だからこそ、勉強にも「勇気」が必要です。

自分のやり方にこだわり続けるのは、ある意味では楽です。

慣れているからです。

考えなくてもできるからです。

変える必要がないからです。

しかし、今のやり方で結果が出ていないのであれば、どこかで変えなければなりません。

その時に、アドバイスを受け入れ、勇気を持ってやり方を変えられるかどうか。

ここが成長の分かれ道になります。

もちろん、すべてのアドバイスを何も考えずに受け入れればいい、ということではありません。

ただ、自分より経験のある人が見て、「ここを変えた方がいい」と言っているのであれば、一度は試してみる価値があります。

やってみて初めて分かることがあります。

最初は違和感があっても、続けていくうちに「この方がやりやすい」「前よりミスが減った」と感じることもあります。

おそらく、これが「殻を破る」ということなのだと思います。

勉強を通じて「成長」してほしい

自分のやり方を守るだけでは、今の自分を大きく超えることはできません。

成長するためには、時にはこれまでのやり方を疑い、新しい方法を取り入れる必要があります。

勉強は、知識を増やすだけではありません。

自分のやり方を見直すこと。
アドバイスを受け入れること。
勇気を持って変わること。

こうした経験も、勉強を通じて身につけてほしい力です。

自分のやり方を変えるのは、簡単ではありません。

それでも、変えようとする勇気を持てた時、生徒は一つ大きく成長するのだと思います。

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