「わからない時」の対処法
2021/11/19
生徒がテスト勉強をしている様子を見て、気になることがありました。
考えるのはいいのだが…
数学の問題を解いていた生徒がいました。
ある程度実力のある生徒です。テスト前なので、少し難しめの文章題を解いてもらいました。
普段であればスラスラと課題を終わらせるのですが、ある程度時間を過ぎてもなかなか終わらない。
「おかしいな?」と思ってみてみると、難しい問題に苦戦しながら、ウンウンうなっていました。
あれこれと試行錯誤していたので、それはいいことだと思いつつ、「ある程度考えて、わからなかったら、答えを見て確認してね。」
とアドバイスしました。
ただ、その後も難しい問題にこだわってしまい、結局その日の時間が終わってしまいました。
解答を見るのも手
「難しい問題」「やったことのない問題」について、あれこれと自分なりに考えることはもちろん大切です。
ですが、あまり時間をかけすぎてしまうのもよくありません。
先に挙げた生徒は、今まであまり難しい問題に取り組んだことがなかったようで、「自分なら全部解ける」という自信があったのだと思います。
ただ、これから先、難しい問題が出てきた時に、そのような姿勢で進めていては、どんどんと効率が悪くなってしまいます。
「まず考えてみる。そこでわからなければ解答を見てしまう。」
難しい問題については、こうしたやり方で進めていくといいと思います。
できる生徒とは
解答の解説を見て、よくわからない時。そこは「まだ理解できていない」ということになりますので、そこを質問するようにする。
このように進めていくことで、効率よく実力を伸ばしていくことができます。
高校入試までの内容であれば、ある程度「解き方」のパターンは限られてきます。
結局、「勉強ができる生徒」というのは、色々な問題を解くことによって「解法パターンを知っている生徒」ということが言えます。
「思考力」が大事、と言われますが、ある程度土台となる「基礎知識」がなければ、思考はできない。自分はそう考えます。
解法パターンを蓄積しよう!
大学入試という点から逆算して考えれば、高校入試までの内容は、難しい問題も含めてすべて「基礎知識」という風にいえます。
なので、どれだけ多くの問題に当たり、どれだけ多くの解法パターンを知っておくか。それは入試に限らず、高校進学後の勉強でも役に立つと思います。
難しい問題については、「解法パターンを覚える」。このことを意識して勉強を進めてもらいたいと思います。
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