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中信の私立高校が、アツい!

2021/11/18

今週で4回目の総合テストが終わります。

これから中学3年生は学校での三者面談を経て、受験する高校が決まってきます。だんだんと入試に近づいてきている。そう実感しています。

長野県内の高校入試といえば、まず「公立高校」の進学を考えると思います。

首都圏と比べれば、「私立高校」を第一志望にする割合は小さく、「スベリ止め」として私立高校の名前が挙がってくる。

それが20年以上前の、我々の時代から変わらない状況です。

ですが、その状況が今後変わるかもしれません。

勢いを感じる私立高校

中信地区の私立高校といえば

・松商学園
・松本第一
・都市大塩尻
・松本国際
・エクセラン

が挙げられます。

私が塾を始めた6年前は、各校そこまで個性を感じることはありませんでした。

ですが、そうした状況に、まず「都市大」が風穴を開けていきます。

実績を上げ続ける都市大

まず、都市大は「特別奨学生試験」を設けます。これはいわゆる「特待生試験」です。

私立の受験スケジュールといえば、
「1月に面接、2月に一般」
という流れが一般的でした。

そうして横並びにやっていた私立の受験に「1月試験」を設けることで、受験生の選択肢を増やしました。

「早く併願校を確定させたい」
「公立高校受験の腕試し」
「受験料がお得」
「公立に併願にした時の、一時金がない(その後有料に変更)」

様々な理由から、多くの受験生が「特別奨学生試験」を受けるようになりました。その結果、優秀な人材が集まるようになっています。

そうして集めた生徒を、入学後は手厚くフォローしている。勉強したい生徒には遅くまで勉強に集中できる環境を整えているようです。

都市大に通っている生徒の保護者様と話す機会がありますが、いい評判を聞くことが多いです。

こうした地道な取り組みが、「大学進学実績」という結果として現れてきています。

「優秀な生徒を集めて、徹底的に鍛えて、有名大学に合格させる」

こうした流れが都市大には出来つつあるように感じます。今後もますます実績を伸ばすのではないかと思われます。

躍進狙う松本国際

松本国際はどちらかといえば「スポーツ」で有名な高校といえます。

一方「勉強面」では…、という感じでした。

ですが、今年からは「勉強面」にも本腰を入れて来ているように思います。

それを感じたのは「なが模試」の偏差値設定です。

昨年まではそれほど高い偏差値ではありませんでした。

ですが、今年はかなり「強気の」偏差値にしています。

この影響がどのように出るのか?正直わかりません。模試の偏差値を高くしたところで、本当にその偏差値通りの生徒が受験するとは限りません。

ですが、少なくとも「このくらいの学力のある生徒に来てほしい!」という意思表示であることは間違えなさそうです。

そうした意味で、今後の松本国際は気になるところです。

松商学園は校長が変わってどうなるか?

「都市大」「松本国際」といった新興勢力に押されていた、伝統校の「松商学園」。

こちらもスポーツでは強さを発揮していたのですが、勉強面では「う~ん…」という印象が強かったです。

深志、県ヶ丘といった上位の高校に落ちてしまった生徒。高校入試では失敗したかもしれませんが、実力のある生徒だと思います。

そうした優秀な生徒は松商学園の特進に進学することが多いのですが、優秀な人材を集めている割には、大学進学実績がパッとしない。

そうした状況が続いていました。

ですが、今年から校長先生が新しくなりました。かなりやり手の先生だと思います。

私もそこまで詳しくはないですが、以前、「ここ数年、東京都市大附属中学・高校」の進学実績が伸びている、という記事を読んだことがあります。

その「東京都市大附属中学・高校 」の校長を務めておられたのが、今の松商学園の長野校長です。

「校長先生が変わると、学校が変わる」と言われています。実際に、今年に入ってから、松商学園はこれまでにない動きを見せている。そうしたことを感じることもありました。

そうした意味で、今後の松商学園の「復権」に期待しています。

私立高校の動きから目が離せない!

あくまでも、自分が知りうる限りでの情報を駆使した上での分析なので、「参考程度」として知っておいていただければと思います。

ですが、中信地区の私立高校の動きを見ていると、「改革をしていこう」という意欲が伝わってきて、一人ワクワクしています。

こうした私立高校の切磋琢磨は、確実に生徒のプラスになることは間違いないです。

ひとつ、不安な点を挙げるとすれば、「スベリ止め」がどうなるのか、まったく読めない、というところ。

このあたりの調整を、ぜひ私立高校の間で話し合って環境整備していただけるともっといいかな、と思います。

☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。

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