令和4年度長野県公立高校入試感想(国語)
2022/3/16
先日終わった、令和4年度の長野県公立高校入試の問題を解いた感想を述べていこうと思います。
最後は国語です。
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かなり難しい…
国語については、毎年それほど解くのに苦労していませんでした。
ですが、今年はかなりきつかったです。
まず記述に関しては、完全に「お手上げ」でした。
問1(7)に関しては、何を書けばいいのかが、まったく浮かばなかったので、さっさと飛ばしました。
問5(6)についても、使用する言葉が指定されていましたが、それをどのように使うのかがピンときませんでした。
この2問はほとんど解けないと思うので、ここはできなくても合否に影響は出ないと思います。
ただ、今後もこの難易度が続くとなると、来年以降は対策が必要です。
「かなり過去問を使って練習していかないと厳しいな」と思いました。
個人的には去年よりも今年の方がかなり難しかったです。
平均点はさらに下がるのではないかな、という気がします。
問1は説明文
問1は説明文でした。例年と比べると、個人的にはちょっと読みにくい感じがしました。
また(4)の穴埋め問題も、本文から抜き出すのですが、ヒントとなる言葉の近くに答えがなかったので、見つけるのに時間がかかりました。
(5)の記述も難しかったです。
文章自体の難易度が高く、設問も難しかったので、出鼻をくじかれた生徒も多かったのではないでしょうか。
問2は簡単
問1と比べると、問2は簡単でした。
ただ(4)の記述はちょっと書きにくかったです。ここで差がつくと思います。
問3は漢字の正誤探し
問3は漢字の正誤探しでした。漢検の3級まで持っている生徒であれば、全部解けたのではないでしょうか。
③は難しかったかな、と思います。
問4は古文
問4は古文でした。
ここは例年並みという気がします。
(5)ⅱは難しいので、間違えても仕方ないかな、と思います。
問5は物語文
問5は物語文でした。
最後の記述は難しいですが、それ以外の問題の難易度は例年並みだと思います。
しかし、昨年といい今年といい、興味深い物語文が続いています。
今年も購入して読むことになりそうです。
今後の対策
①漢字、文法を押さえる
②漢検を受ける
③過去問を使って記述対策
①漢字、文法を押さえる
今年のような難しい問題が出ると、「いかに取れるところで確実に取るか」という部分で差がつきます。
国語の場合は「漢字」「文法」です。
「漢字」「文法」は反復練習=努力によって身につけることができます。
今から地道に練習をすることで、確実に力をつけてほしいと思います。
②漢検を受ける
問3のような問題は、漢検を受けている人と、そうでない人ではかなり差がつくと思います。
問題形式が変わったとしても、「四字熟語」「対義語・類義語」などは、知識として知っておいて損はないと思います。
漢検は受けた方がいいと思います。3級以上の取得を目指しましょう。
③過去問を使って記述対策
上位校を狙う生徒は「記述対策」が必須です。
練習しておかないと、今年のような問題では、とても太刀打ちできないと思います。
他県の過去問を使って、記述問題の練習を積むようにしておきましょう。
その際には、ただ「書く」だけでなく、「模範解答」をきちんと書き写すようにしましょう。
まずは「まねる」ことです。
意外にしっかりとできていない生徒が多いです。ここを地道に積み重ねられる生徒が、記述力を伸ばしていきます。
最後に
国語は1時間目の科目です。
最初の科目でこの難易度。
かなり慌てた生徒が多かったのではないかと推測されます。
私も時間を計って解いていましたが、問1の段階でかなり焦りました。
全部解くのは厳しいと思ったので、「もう記述は捨てだな」と思って、難しそうな問題はバッサリと切り捨てて、先に進めていきました。
その動揺のせいか、問3の漢字正誤の問題でも、③がわからず焦りました。
この時も「先に違う問題解いていれば、ひらめくだろう」と思って先に進めました。
そして、制限時間ギリギリで思いついて解くことができました。
入試本番では何が起こるかわかりません。
順調に行けばいいですが、順調に行かなかった時にどのように対応するか。
そうした時の対応法まで準備しておくことが大事です。
新3年生はこれからたくさんテスト、模試を受けると思います。
特に上位校を目指す生徒は、「問題がよくわからなかった時の対応法」まで意識して、模試やテストを受けておきましょう。
そうした経験が、本番の土壇場で生きてきます。
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ぜひご覧ください。