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あえて「失敗」させる

2024/3/28

「失敗」させる

生徒を指導していると、

「あ、間違えているな」

と、生徒の間違えに気づくことがあります。

普通であれば、すぐに

「そこ、間違っているよ」

と指摘するのかもしれません。

ですが、私の場合、たまに「あえて泳がす」ということをやります。

また、生徒に問題を解かせる時に

「今の生徒の実力からしたら、この問題は絶対に間違えるだろうな」

という問題を、あえて解かせる時もあります。

意図的に「失敗」をさせるように仕向ける。

そうしたことをやります。

「失敗慣れ」させる

なぜそのような「遠回りさせる」ようなことをあえてするのか。

理由は「失敗慣れ」させるためです。

今の生徒たちは、どちらかというと「慎重」な生徒が多いと感じています。

そのため、「間違える」ということに、極端に恐怖心を持ってしまっている、としばしば感じます。

確かに「間違える」よりは「合っている」方がいいですし、「失敗」するよりは「成功」した方がいいでしょう。

ですが、いつも「成功する」ということは、ありえません。

「失敗」から学ぶ、ということはたくさんあります。

大切なのは「間違えた」「失敗した」と感じたら、その経験を次にどう活かしていくか。

この部分が非常に重要だと思っています。

「失敗を、次に活かす」

「失敗を、次に活かす」

これは勉強に限らず、すべてのことにおいて重要な姿勢だと思っています。

なので、勉強を通じて少しでも「失敗から何かを学ぶ」という経験を積んでおいて欲しい。

そう思うので、あえて「失敗」するように仕向けることがあります。

ただ「知識」を身につけさせるだけであれば、すぐに間違えを指摘し、正しいやり方を教えてしまった方が、速いのかもしれません。

ですが、それだと、その子の成長を阻害してしまうのではないか。

たとえ遠回りであっても、

「失敗から何かを学ぼうとする姿勢」

「自分の力で問題を解決する姿勢」

というものを学んで欲しい。

そう思っています。

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